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スポーツ紙の信頼度が急落した平成の30年間

 平成も終わりに近付いている今日この頃思うのは、平成の30年
間でスポーツ紙の信頼度が急落した事だ。

 昭和の時代のスポーツ好きはスポーツ紙から多くの情報を仕入れ
ていたのでスポーツ紙は必須アイテムだったし、例えばスポニチや
日刊などを読み比べて判断するケースが主流だった。

 そしてスポーツ紙の意見は契約している評論家といわれるプロ野
球OB達の分析が絶対で、多くの読者やファン達は‘○○の意見は
だから、この作戦は正しい’的な判断をするケースが一般的だった。

 実際スポーツ紙記者上がりのサッカーライター・加部究氏が以前
著書で‘試合の評論は契約した評論家の人達がしてくれるのだから
オマエ達は人間ドラマさえ書いていればいいと言われていた’と記
していたのを見ると評論家達への依存度の高さが分かるだろう。

 昭和の時代はスポーツ紙の扱いは野球がメインで、その野球も悪
く言えばセオリーでがんじがらめにされていた事からOBの方々も
自分の経験則のみで語ればいいし読者もそれを100%信頼していた
わけだ。

 ところが平成に入ると情報化時代になり、野球でいえばMLBを
はじめとした最新の理論が一般人にも入ってくるようになった。

 そうなると自らの経験則のみで理論武装したOB達の分析を疑い
始めるファンが増えて来た中で04年に起きた10球団の1リーグ
制をOB達が支持もしくは静観したのに対し、ファンの方が‘サッ
カーJリーグはチームを増やしても大丈夫なのに野球はなぜ減らさ
なければいけないのか’的な目線で見ていたのだからOB達への不
信感が醸し出されていった。

 更にインターネットの普及などで直接あらゆる情報が一般人にも
手に入るようになったため、経験則のみで判断するOBの理論に頼
るスポーツ紙をアテにしなくてもよくなったという事ではないか。

 つまり今やスポーツ紙は時代の流れに完全に乗り遅れたメディア
という事になるのだろう。

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