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20年前のW杯予選は

 昨日は2010南アフリカW杯アジア最終予選のホーム最終戦で日本は
カタール相手に1-1で引き分け、メディアをはじめとした各方面から批判を
浴びた。
‘W杯ベスト4’を目標に掲げる代表チームに対して‘こんなサッカーでベスト4
など・・・・’というのが主な論調だった。

 実は20年前の今日は90イタリアW杯アジア1次予選のマレーシア戦が行われた日。
 20年前を振り返ると・・・・・

 20年前に行われていた90年イタリアW杯の1次予選は香港・インドネシア・
北朝鮮の4カ国がホーム&アウェーで対戦し1位のみが秋の最終予選に進む
というシステムだった。

 5月20日頃から毎週末に行われ、最初の2試合は香港とジャカルタでの
アウェー2連戦だったが連続して引き分けて6月のホーム 3連戦に臨んだ。

 6月4日に国立で行われた北朝鮮戦は2-1で逆転勝ちし、11日のインドネシ
ア戦も快勝したが神戸でのホーム最終戦で痛恨の引き分けで一歩後退し
平壌での最終戦で敗れ1次予選敗退となった。
 ジャカルタで0-0の引き分けは翌日の新聞の片隅に小さく載っていた程度
だし、ホームでのインドネシア戦は収容人数1万人足らずの西が丘サッカー
場での開催だった。

 当時の西が丘は芝がつぎはぎでインドネシアの首脳陣は‘そこまでして
勝ちたいか’と激怒していたらしい。
 日本にしてみると単に国立や神戸ユニバなどの大きな会場が取れな
かったからなのだが、サッカー界最高のイベントであるW杯の予選で経済
大国の日本が粗末な会場で試合をするのは ある意味W杯への冒涜だと
取られたのだろう。
 しかも西が丘ですら満杯にならなかったのだから・・・・

 こういう姿勢で臨んだ日本が勝ち抜けるはずもなく、井原・柱谷・堀池・
吉田・長谷川ら4年後の‘ドーハの悲劇’を経験するメンバーがいても1次
予選敗退だった。

  更に恥の上塗りだったのが秋にシンガポールで行われた6カ国による
最終予選で日本に勝って進出した北朝鮮は1勝1分3敗で最下位に終わって
いる。

 つまり20年前の日本は それぐらい弱かった

という事を忘れてはいけない。  

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