ウルトラマンメビウス22話・日々の未来

　先週に続いてメビウスに変身するミライ隊員の誕生秘話だったが
感動しまくりの話だった。
　ウルトラセブン17話でモロボシ・ダンの誕生秘話がありロック
クライミング中に宙吊りになった薩摩次郎が仲間の命を救うために
自らの命綱を切断し200ｍの谷底に落下した姿を見たセブンが助け、
次郎の姿勢に感動したセブンが次郎の姿に変身しモロボシ・ダンと
名乗るというものだった。
　今回はウルトラゾーンに飲み込まれそうになった宇宙貨物船を
救うために船長の息子バン・ヒロトが犠牲になり、メビウスが
それを救えなかった償いの気持ちからバン・ヒロトの姿で船長に
挨拶に行くシーンがあり「君の人生の日々の未来に幸あれ」と言われ
ヒビノ・ミライと名乗るようになる。
　いずれも似たような話だがサコミズ隊長やミサキ総監代行にバン船長は
ミライの正体を知っているという設定になっているのが判明した。
　それにしてもガイアで千葉参謀役だった平泉成氏演じるバン船長の重厚な
演技はすばらしかった、彼無しでは今回の話はここまで感動できなかっただろう。
　この歳になるとバトルシーンよりも本編のシーンが面白く感じるのだが
今回は最高、前半でヤマ場がきてしまったのはご愛嬌だ。
　それでもリュウ隊員が乗ったガンフェニックスがレッサーボガールに
飲み込まれそうになったのを「一度助けられなかった命を、今度は絶対
助けてみせる」という執念でメビウスが救出に成功するシーンは前半のバン・
ヒロト救出に失敗していただけに感慨深かった。
　ちなみに貨物船の乗組員はスーツアクターの方々だった、特に寺井大介氏の
演技が見れてよかった。
　そうそうレッサーボガールの触手攻撃はネクサスのクトゥーラを思い出した。