2011選抜高校野球・第6日

大垣日大、東北に快勝＝北海４８年ぶり、九州国際大付は初の８強―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

　今日で出場32校が揃うのだが1回戦最終試合が被災した東北大会の王者・
東北が東海王者の大垣日大と対戦する。
　東北に どこまで震災の影響が残っているか？

　第2試合からは2回戦。
　共に強打が持ち味の日本文理と九州国際大付は投手陣がどこまで踏ん張れ
るか。
　第3試合は北海道王者の北海と ここ数年思ったより勝てない近畿王者の天理
の対戦だが、やはり天理が有利と見るのだが・・・・

　第1試合：大垣日大 7－0 東北

　大垣は1回表に1番が初球をプレーボールHRで先制すると動揺した上村を
攻め、2ベースの2番を3番が送り4番のタイムリーで2点目を挙げると四球で
ランナーを溜め7番・8番の長短打で一挙に5点を先行した。

　震災の影響で実践経験不足の東北には痛い5失点で2回に1アウトからエラー
とヒットで作ったチャンスは後続を絶たれ、3回には2アウト1塁から3番がライトへ
放った大飛球が一旦はHRと判定されたものの協議の結果フェンス直撃と覆り
2ベースに変更された。

　これが そのままの2ベースなら1塁ランナーは還っていただけに何とも不運な
判定だった。

　これ以降 立ち直った葛西を東北打線は打てず、反対に大垣は6回に3ベースを
足場に連打で2点を追加し7－0で快勝した。

　東北も本来なら東北大会を制し優勝候補の力を持っていただけに本当に震災は
不運だった。

　第2試合：日本文理 2－4 九州国際大付

　1回は共に先頭打者がヒットで出塁し1アウト2塁とチャンスを作ったのだが後続
を経たれた日本文理に対し、九国大付は4番のタイムリーで先制。

　2回は日本文理が先頭の5番が2ベースで出塁するものの進塁すらできず、九国
大付も1アウト1・2塁のチャンスを作るが追加点を取れず。

　4回に日本文理は先頭の3番が歩きバントで2塁に進むと5番がタイムリーで追い
つくと、更に6番のヒットで1・3塁と勝ち越しのチャンスを作ったが7番が2塁ゴロ
併殺に倒れる。

　その裏に九国大付は先頭の5番がヒットで出塁し2アウト1・2塁から9番がセン
ターオーバーの2ベースで3－1とすると更に1番もタイムリーで一挙3点を挙げて
突き放す。

　3番を迎えた時点で日本文理は初戦を1失点の好投した田村を降板させ2番手の
波多野が3安打に抑え反撃を待つが、6回以降ランナーを出すものの得点できず
9回に先頭の5番が2ベースで出塁し犠牲フライで1点返したものの逃げ切られた。

　日本文理とすれば4回に追いついた直後にヒットで1・3塁という勝ち越しのチャン
スに2塁ゴロ併殺に倒れて同点止まりで流れをつかめなかった事が最後まで響いた。

　第3試合：北海 1－0 天理

　立ち上がりから両校ともランナーを出し5回まで1イニングを除いて毎回のように
ランナーを出すが両投手が踏ん張り得点を与えない。
　　　
　先取点が限りなく重くなってきた6回裏に北海は先頭の3番がショートの悪送球で
ノーアウト2塁からバントがヒットになりノーアウト1・3塁のチャンス。
　ここで5番のピッチャーゴロで3塁ランナーが挟まれアウト、6番三振で2アウトに
なったが7番のPHがセンター前に打ち返し待望の先取点。

　この1点を北海の玉熊が守りきり1－0で北海がベスト8進出を決めた。

　天理は初戦で8点を挙げた打線が玉熊に沈黙。
　7安打を放ったもののノーアウトのランナーは1度だけ、連打も1アウトからと2アウ
トからの2度では得点の匂いがしなかった。