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私は、なぜ理科が苦手になったのか?

 今日の新聞に‘日本の科学的応用力を はじめとした各分野
で順位を下げた’という記事が載っていた。
 特に科学に関して‘科学について学ぶ事に興味がある’が
50%、‘理科の勉強は役に立つ’という回答が42%だったという。
 実は私も科学をはじめとした理科は、大の苦手だった。
 ではなぜ私は、科学が苦手になったのか?
 
 子供の頃、私は多分に洩れずヒーローものを見て育った。
 ヒーローものには、必ず正義や悪の科学者が登場する。
 特に科学者達が、試験管やフラスコを使っての実験シーンは
ワクワクしながら見ていたのだ。
‘いつかは自分も、あんなふうにやってみたい’と思いながら。

 小学校時代には、学研の科学と学習という雑誌があった。
 特に‘科学’には、チャチではあるが実験道具が付録でついて
きていたのだ。
 当然のように試験管やビーカーなどは、小さいうえにプラス
チックだったがクエン酸などの粉を溶かして液体を作るのは、
このうえない楽しみだった。
 やがて高学年になると理科の実験で、酸素や二酸化炭素を作っ
たりするので実験道具にも慣れ始めた。
 
 さらに中学に上がると理科教室には、更なる本格的な実験道具
があり‘実験が楽しみだ’と思い出した。
 ところが、期待は大いに裏切られる。
 中学の理科の授業で実験の時間が、小学校時代に比べ大幅に
減ったのだ。
 代わりに化学式を覚える時間が妙に増えた。
 こうなると、ワケが分からない。
 
 高校に進学しても2年の時にあった化学の時間は、1年間に実験は
一切なし。
 化学式を強制的に覚えさせられた記憶しかないのだ。
 要は試験用の理科だった。これでは、全く面白くない。
 だから中学あたりで、理科(特に科学)嫌いになったのだ。

 まぁ理科が苦手だった者のたわ言かもしれないが、やはり楽しく
なければ誰も興味を示さない。
 文部省のお偉方には、やれ‘詰め込み教育はよくない’だの
‘ゆとり教育は失敗’だの言って試行錯誤する前に、実験を中心と
した楽しい授業をやれば理科嫌いは減るのでは?と思うのだが・・・。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
同感です (大ちゃんパパ)
2007-12-05 22:36:08
さすが私と同学年ですね。
私も、学研の科学の付録はワクワクしました。
息子も来年から1年生になるので、是非定期購読したいと思っていますよ。
*私も、ご多分に漏れず高校で科学についていけなくなりました。(一級アマチュア無線技士の免許は持っていますが...)
 
 
 
すごいですね (こーじ)
2007-12-06 23:01:51
>大ちゃんパパ様
 一級アマチュア無線技士の免許とは、凄いではないですか!
 学研の付録は、オトナの世界を覗かせてくれる貴重な物が多かったですね。
 
 
 
 
Unknown (まみ)
2007-12-07 14:32:17
私も高校で覚えさせられましたよ、化学式!元素記号なら、今でも覚えてますよ;
だって、生物を選択すると、もれなく蛙の解剖がついてくるのが、おそろしくて、化学を選択するしかなかったんですもんっ(;_;)
 
 
 
私の場合 (こーじ)
2007-12-07 23:34:38
>まみ様
 亜鉛ZNぐらいしか、記憶にないですね。
 コチラでは蛙の解剖はなかったですが、私にとって
蛙の解剖の方が元素記号を覚えるより楽でした。
 
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