イーグルスは そろそろ外国人依存打線から脱却を

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　昨年日本一に輝いたイーグルスの中心選手であるアンドリュー・
ジョーンズが自由契約となったという記事が先日新聞に載っていた。

　昨年は不動の4番で5番のケーシー・マギーとのコンビで活躍し
日本一の原動力となったのだが、今年はマギーがMLBに復帰した
だけでなく新加入のケビン・ユーキリスもケガに悩まされたあげく
離脱した事から打点が昨年の94から71と20点以上も減り年俸に
見合わないと判断されたようだ。

　年俸との折り合いや年齢的な事を考慮すれば仕方ないかもしれな
いが、来年また4番を打てる外国人選手を探す姿勢には失望を禁じ
えない。

　イーグルス誕生から今年で10年が経過したのだが物足りないのは
生え抜きの日本人強打者が育ってない事だ。

　安定した強さを誇るチームはV9ジャイアンツ以降でも長池&加藤の
ブレーブスや山本浩二&衣笠のカープに秋山&清原のライオンズなど
生え抜きの日本人打者がクリーンアップを占めているのに対し、外国
人選手がクリーンアップの2人を占めるチームで安定した成績を残す
チームは少ない。

　つまりホームランは外国人選手に任せて日本人選手は守備が上手く
つなぎのバッティングができる巧打者タイプで固めるというスタイル
では強さは安定しなのだが、イーグルスで4番を打ったのは外国人選手
と山崎武司という現状を鑑みれば経営陣が目先の勝利にばかり目を
向けているようにしか見えない。

　個人的にはアンドリュー・ジョーンズのような大物外国人選手が
在籍している間に将来的に4番を任せられる日本人選手を育成する
べきだと思っていたし、それこそがMLBから大物選手を獲得する
意義ではないだろうか。

　外国人選手におんぶにだっこというスタイルのチーム作りをして
いる間は‘当たり’の選手に恵まれれば活躍するものの、安定した
強さには繋がらないという事にプロ野球の経営者達は早く気付くべ
だろう。