ピグマン子爵の脅威

 以前も記したように50年前の74年6月30日にOAされたマジンガー
Z83話からドクターヘルサイドの新幹部ピグマン子爵が登場したの
だが、85話でも光子力研究所に忍び込み暗躍するなど あしゅら男
爵やブロッケン伯爵がやらなかった作戦を行っているのがピグマン
子爵編の特徴だ。

 その暗躍ぶりはシローの部屋にあったあしゅら男爵のイラストを
実体化させたり光子力研究所所員達が熱病を罹患し、さらに幻影で
翻弄するなど相当な実力を見せつける。

 やはり原住民キャラは部下を率いて指示するよりも、自ら手を下
す方が馴染んでいる。

 思えばこういったキャラは仮面ライダーV3に登場したデストロン
のキバ男爵あたりが元祖だろうが、妖術を駆使して戦うというのは
なかなかの対抗するのは難しい。

 あしゅら男爵は兜甲児&シローの祖父・兜十蔵博士を殺害した張
本人だからシローが描いた あしゅら男爵のイラストが実体化したの
は、トラウマを煽る形になっただろうがブロッケン伯爵はともかく
ゴーゴン大公のイラストまで見てないのにしっかり描けるのはツッ
コミどころ。

 そういった意味で精神的な攻撃を仕かけてくる敵というのは珍し
く、最近でこそ宇宙戦艦ヤマト2199のジレル人のような敵は登場し
ているが昭和では珍しい。

 だからこそ僅か5話のみの登場というのは、本当に惜しいと思う
のだった。

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