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死中に喝を求める沖田戦法に ついて

 宇宙戦艦ヤマト2199の15話では旧作にもなかった対ガミラス大艦
隊との艦隊決戦が描かれていた。

 威力偵察でヤマトのクルーをイラ立たせてワープの到着ポイントに
誘い出し、そこに大艦隊を集結させ集中砲火でヤマトを叩くというド
メル将軍の罠に見事に嵌った形だ。

 ここで沖田艦長は波動防壁を前面に展開して、あえて敵艦隊中央
部に
突撃し旗艦のドメラーズⅢ世相手にゼロ距離射撃を試みるという
捨て身
の戦法を取る。

 大艦隊に対しヤマト1隻だから敵中突破を図った方が敵も同士討ち
可能性があるので、リスクは高いものの有効な戦法ではある。

 死中に活を求める戦い方だが旧作ではガミラス本星での戦いであえて
濃硫酸の海に潜水して熔解する前に、濃硫酸の雨の原因である火山脈
波動砲で撃ち抜いて火山の大噴火を誘発させるという起死回生の戦い
を指示した事があった。

 リアリズムに拘る2199ではバラン星人工太陽落下計画やガミラス本星
決戦がない代わりに今回やバラン星での艦隊決戦が描かれている
のだが、
やはり沖田艦長の死中に活を求める戦法こそ窮地を脱出する
のに有効
だろう。


 ただし その代償としてクルーの犠牲者が出るのだろうし、旧作で古代が
島に‘沖田艦長の指揮下では戦死者が多い’と語っていたのも
決して
間違いではない。


 もっとも戦争は犠牲者を出しても勝たなければ意味がないわけで、
だからこそ太陽系赤道祭の時には艦長と徳川機関長が酒を酌み交わし
ながら しみじみと亡くなった者達を偲んでいたのだろうし、酒盛りの
相手が共に長く戦ってきた徳川だからこそ嵌るのではないだろうか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ハイリスク・ハイリターン (こうちゃん)
2014-03-14 03:56:03
この沖田戦法は、ヤマトの様に孤軍奮闘せざるを得ないケースに有効な戦法だと思います。確かに普通に考えれば無謀極まりないけど、ヤマトの様にたった一隻で航行する場合は他に手段がないと思います。沖田戦法の根底に在るのは、とにかく生き残る事。生きずして先は無しと言う信念だと。確かに、それ相応のリスクも払う必要が有るけど、ヤマトの目的はイスカンダルまで辿り着き、そして戻る事なんだから。その為には、どんな小さな可能性に賭ける、正にハイリスク・ハイリターンが沖田戦法の切り札であると思えます。そうそう、先日のコメントの方、読んで貰いましたか?。ヤマトの船体幅と全高、プラモの説明書に記載がありました。ご参考までに。
 
 
 
もちろん! (こーじ)
2014-03-15 00:07:04
>こうちゃん様
 たしかに2199のヤマトはオリジナルよりも少し大きいと聞いてましたので、具体的な数字参考になります。

 沖田艦長のモットーは最後に勝てばいいというものですよね。

 生き残る事こそが正義なので、こういう戦いになるのでしょう。
 
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