宇野連覇、平昌五輪へ＝羽生と田中、坂本も―全日本フィギュア〔五輪・フィギュア〕
昨日まで行われていた今年の全日本フィギュアスケート選手権は
2月の平昌五輪の代表選考会を兼ねており、特に男女のシングルは
かなり注目されたわけだが極めて順当な結果になった。
ここ2大会連続で男女とも五輪出場枠を3つ取っていたシングル
だが平昌では昨年の世界選手権で女子が枠を2つしかとれなかった
事から一気に選考会は熾烈なものになっただけでなく、男子も世界
ランキング1位でソチの金メダリスト・羽生結弦がケガで欠場し実
績から既に選出されている事から最終的に男女とも2名づつしか選
ばれないというもの。
初日に行われた女子シングルのSPで17歳の坂本花織がトップに
立ちエースの宮原知子は2位発進したのに対し、GPファイナル出場
経験者の樋口新葉や本田真凛らが出遅れる。
一方の男子はGPファイナル2位の宇野昌磨がトップで発進したの
に対して3番目のイスは田中刑事が無良崇人をリードしてフリーを
迎え、ここでも田中が267,15で258,41の無良を抑えて逃げ切る
形で優勝した宇野に続いて選出された。
女子フリーはフリーで220,39を出した宮原が213,51の坂本を
逆転して優勝し文句なしに宮原が選出された後、坂本と4位に終わ
った樋口の争いになり最終的に今シーズン好調だった坂本が順当
に選出される形になった。
右足首を痛めて平昌がぶっつけ本番になりそうな羽生が不安を
抱える形で臨むので宇野への期待が嫌でも大きくなりそうだし、
女子は宮原がコンディションさえ良ければ十分メダル争いに加わ
れる実力があるので大いに期待したい。
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