ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
後楽園球場は燃えていた!
先週の日曜日に行った女房の友人の旦那さんは、ジャイアンツ
ファン。
そこで土産に持っていったのが、Numberから出ていた76年日本
シリーズのビデオを焼いたDVDだ。
今から10年ほど前に購入し、先日DVDに焼いて保存版にしていた
のである。
収録しながら感じたのが‘後楽園球場のジャイアンツファンは、
熱かったな’という事。
76年といえば私が中1の年。
前年の75年に最下位に終わった長嶋ジャイアンツが、タイガース
との死闘の末130試合目に優勝を決めていた。
実は前年は後楽園で広島の胴上げを見る屈辱を味わっていたの
だが、奇しくも翌年は敵地・広島球場での胴上げというリベンジでも
あった。
ただシリーズで対戦したブレーブスは強く、前年のシリーズでは
広島相手に4勝2分と圧倒しての初の日本一に輝いていた。
そのブレーブス相手に地元スタートで3連敗するのだが、敵地の
西宮で連勝して後楽園に戻り6戦目は5回表終了時点で0-7と大差の
リードを奪われながら追い付いて大逆転で勝った。
残念ながら最終戦の7戦目で足立に抑えられ2-4で敗れて日本一を
逃すのだが、特に7点差を引っくり返せたのは後楽園球場の独特の
ムードだろう。
映像を見るとハッキリ分かるのだが当時はトランペットやメガホン
などはなく、声援のみだった。
それでも球場全体がジャイアンツを応援し、相手投手が投げようと
すると‘ウワァ~’というシュプレヒコールがどこからともなく起きて
独特のムードを醸し出して相手にプレッシャーを与える。
これこそがホームアドバンテージというヤツで、MLB本拠地のムード
そっくり。
そして東京ドームになってから失われた
最大のモノである。
東京ドームになってからは、やたらと指定席ばかり作っていたので
応援団は外野席に追いやられ声援は外野席のみから。
指定席に座った観客は接待などで来ているのか、延々と見ている
ようにしか見えないのだ。
ところが甲子園には、未だにこのムードはある。
私も後楽園時代に2度ほど観戦した事があるが、今にして思えば狭く
ちゃちな作りにも拘らず熱い観客が多かった。
それに対してドームになってからも観戦したが、外野席以外は妙に
冷めていた感じがする。
後楽園時代のムードが消えてしまっていたのだ。
やはり球団が目先の利益にばかり血眼になっているから、こういう
事になるわけで露骨な儲け主義が熱心な観客を遠ざけているとしか
思えない。
東京ドームは野球の墓場だ!
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