防衛チームに‘二丁拳銃’は必要ない

 昭和のウルトラシリーズに登場する隊員達は、Aまでは個性的な
メンバーが揃っていた。

 防衛チームだから射撃の名手というキャラは必ずいるわけでアラ
シやソガにMATの岸田、TACの山中あたりがそれにあたるわけだ
が山中が他の隊員と違うのは二丁拳銃を持っている。

 問題は二丁拳銃が防衛チームにとって必要かという事になる。

 MATは怪獣、TACは超獣対策として成立した防衛チームだから
敵は当然ながら50mはある巨大な敵なのでアラシが持っているスパ
イダーショットのような重火器兵器はあっても拳銃系の武器を2つ
持つというのは決して有効ではない。

 ウルトラマンのアボラス&バニラ編では科学センターのフクヤマ
博士が科特隊と共に出動しスーパーガンでアボラスを攻撃し命中さ
せているシーンがあるのだが、巨大怪獣相手に防衛チームの持つ拳
銃型兵器は素人でも命中させる事ができるわけで射撃の名手でなく
ても大丈夫だという事。

 TACガンの場合は科特隊のスーパーガンを3つ合わせて発射する
トリプルショットのようなバージョンはないので山中のように2つ
持っていても意味はないし、むしろスパイダーショットやマルス133
のような重火器の使い手こそが必要ではないか。

 ちなみに二丁拳銃の使い手はウルトラ警備隊のような対侵略者の
ようなチームの方が有効だろうし、特に等身大の敵を相手にしない
と意味が無いのではないか。

 ただしこういった理論は‘対二足歩行の怪獣には戦闘機や戦車は
意味がないので一切登場させずに戦闘ヘリ部隊を使うべき’となり
かねないのだが、実際には戦闘機や戦車を登場させなければビジュ
アル的にも寂しいものがあるわけで二丁拳銃もそういった流れでは
ないか。

 とはいえ山中隊員の二丁拳銃は決して有効ではなかったからか、
以後では見る機会がなくなったのも事実だが。

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