ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
シン・ゴジラが復活させた昭和30年代の怪獣モノ
『シン・ゴジラ』53億円突破で『ヱヴァQ』超え!“聖地”日劇上映が決定!
早いもので映画シン・ゴジラの公開から昨日で1ヶ月が経ち
大ヒットを記録しているという。
私も1日に息子達と見たのだが確かに面白いので、もう1度
見たいと思う作品ではある。
とりあえず まだ上映中のため詳細は記さないが個人的に思
うのは84ゴジラ以来、海外版ならローダンド・エメリッヒ版
以来の単独怪獣モノがヒットしたという事。
ご存知のように最近の怪獣映画というのは1匹の怪獣のみで
作品を作るというのは意外に難しく、ギャレス・エドワーズ
版でもムートーというオス&メスつがいの怪獣が登場させゴジ
ラが倒すという展開になっていた。
更にシン・ゴジラには54ゴジラに登場してゴジラを倒した
オキシジェン・デストロイヤーを開発する芹沢博士のような
キャラや、84ゴジラに登場した対ゴジラ専用メカ・スーパー
Xのような超兵器も出て来ずにひたすら通常兵器のみで立ち向
かうというもの。
確かにリアルに拘ると先述したようなキャラや兵器は使え
ないのだが怪獣自体も本来ならリアルではないので、これま
では登場させていたわけだ。
怪獣同士のバトルは華があるのに対し単独怪獣モノは人類と
怪獣の対決だから対怪獣作戦というのがメインになるため、余
程作戦を工夫しないと地味な印象になってしまうわけで実際に
64年の三大怪獣地球最大の決戦以降は同年公開の宇宙大怪獣
ドゴラを最後に84ゴジラまで東宝は単独怪獣モノを作ってない。
ちなみに84ゴジラではスーパーXのカドミウム弾攻撃などは
スーパーXを使わず戦闘機部隊での攻防戦の予定だったという
話を聞いているように、やはり通常兵器のみで単独怪獣に立ち
向かうというスタイルは難しいようだ。
にも拘わらずシン・ゴジラが これまでの難しいとされた要素
に挑戦し、見事に超兵器を登場させずに怪獣に立ち向かう作品
を大ヒットさせたという事だろう。
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やはり庵野秀明監督と樋口真嗣特撮監督は、我々のような、昭和オタと、エヴァから流れてきたアニメファンまでつかんでしまう、上手いヤツラだという感じでした。
沢口靖子と尾頭さんの違いでもありますね。
84ゴジラも今にして思えばシン・ゴジラのように作りたかったのでしょうけど、真面目に作るのは思ったより難しいものがあるようです。
昭和特撮ファンとエヴァファンの両方が楽しめる作品という形だからヒットは当然ですね。