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サッカー天皇杯ファイナルに思う

 今日行われたサッカー天皇杯のファイナルで大阪が柏相手に延長後半
11分に途中出場の播戸竜二が決勝ゴールを決めて見事に優勝を飾った。
 それにしても大阪は世界クラブ選手権で3位になってからもモチベーション
を切らさずに名古屋、横浜、柏に勝っているだけでなく、横浜・柏戦は
いずれも延長後半に決勝ゴールを決める勝負強さが光った。

 西野朗監督が掲げる攻撃サッカーは、のべつまくなし攻めるだけでなく
守るときはしっかり守るという成熟したスタイルでの優勝だけに価値が
ある。

 毎年元日に行われる天皇杯ファイナルで忘れられないのが、今から
10年前に行われた横浜フリューゲルス最後の試合だ。
 チームが横浜マリノスに吸収合併されるのを受けて、最後の舞台に
なった天皇杯でフリューゲルスはモチベーション全開で臨み清水を
破って優勝を飾った。

  フリューゲルス消滅の最大の原因は全日空と協賛していた某ゼネ
コンが撤退した事。
‘企業名を出さずに地域名を名乗る’という事にヨミウリほどではない
ものの反発していたらしい。

 曰く
‘鹿島や清水が企業名を出しているのに、何でウチがダメなんだ’
 
どうやら鹿島=鹿島建設、清水=清水建設と思っていたらしい。

 そういう姿勢にシンパシーを感じていたヨミウリは当時、自分の所の
メディアではASフリューゲルスと表記していた。

 当時の川淵チェアマンのぼやき

 ‘いくら水曜日のナイトゲームとはいえ、優勝争いをしていて
前園というスターもいるのに観客が5千人なんだ’

というのが経営努力がおざなりだった象徴だろう。

 しかも当時、海外移籍を熱望していた前園真聖のスペインからの
オファーを本人に知らせずに握りつぶしていたという呆れた悪行も
やっていたのだ。

  ただしフリューゲルスの悲劇があったからか、それ以後はJリーグの
チームは身の丈経営にシフトチェンジしたようだ。
 あれから10年経つが、天皇杯のファイナルを毎年見ながら企業宣伝
のみを目的としたスポンサーから振り回されたフリューゲルスの悲劇を
思い出すのである。  

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