ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
隊長の単独出動に ついて
ウルトラマンネクサスの最終EPで、ナイトレーダーの中で唯一
残った和倉隊長がクロムチェスターδ機で出動し新宿を破壊する
ダーク・ザギを猛攻する。
他の隊員達が不在になった中での出動ではあるが、このシーン
を見て思い出すのはウルトラマンダイナのスヒューム編でスーパ
ーGUTSの隊員達が移動要塞クラーコフに閉じ込められた中で唯一
残ったヒビキ隊長が出動しレイキュバスから氷結させられたダイ
ナを救出するべく捨て身で立ち向かうシーン。
結果的にガッツイーグルβを撃墜しようとして発射した火炎弾が
外れてダイナの近くで炸裂し、氷が溶けてダイナが復活するわけで
全編にわたって‘熱い’作品だったダイナを象徴するシーンだ。
このEPもネクサスのメインライターである長谷川圭一作品なの
で既視感があるわけだが、普段のヒビキ隊長は作戦室で指示を出
すタイプなのに対し和倉隊長は防衛組織TLTの1ユニットであるナ
イトレーダーの隊長だから現場で陣頭指揮を執るタイプだ。
だから現場慣れしているのだが一方で常に4人の部下を伴って
連携を取りながら行動しているだけに、最終EPのような単独での
出撃というのは悲壮感を持つものの闇の巨人を相手に大いに善戦
している感じだった。
昭和のウルトラでは隊長は作戦室から指示を出すタイプが多く
隊長の単独出動といえばセブンのキリヤマ隊長が対アイアンロッ
クス戦で、対空砲火をかいくぐりながら中心部にミサイルを命中
させ活動を停止させるシーンが印象深い。
また帰ってきたウルトラマンではゴキネズラ編でニューヨーク
本部から転任して来た時に搭乗したMATアロー2号を巧みに操り、
ゴキネズラを攪乱の末に口から吐く糸を自らにかぶせさせて苦戦
するウルトラマンを援護する。
エースに登場したTACの竜隊長はカメれキング編で弱点の舌を
攻撃するべくTACアローで単独出動するし、ヒッポリト星人編で
も星人相手に細胞破壊銃を持って星人に肉薄し星人は倒せなかっ
たもののカプセルを破壊した。
このEPはウルトラ兄弟が星人の策略に嵌り全員がブロンズ像
化され全滅していたので、大いに緊迫感があり実際‘‘星人にも私
にも命がある、命と命を交換すれば勝てる!’と隊長も決意して
の肉薄攻撃だから大いに盛り上がるシーンだと思う。
こうしてみると隊長の単独出動というのは防衛チームが追い詰
められた緊迫感の中でのものだけに、テンションが上がるもので
はないだろうか。
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ZATは、そもそも名古屋章氏が多忙であまり出演できなかったので、副隊長として東野英心氏がメインですが、若手の隊長(格)は現場に出るし、長老(?)系の隊長は、やはり重鎮として現場には出にくいのかもですね。
MACのダン隊長はゲンのコーチをする必要があるし、ウルトラ警備隊上がりですから他の隊員達より腕はいいと思いますが足が悪くなくても宇宙ステーションから度々出動するのですから大変でしょう。
ZATの朝比奈隊長を演じた名古屋章の事情から副隊長がメインで出動するというスタイルは、女性隊長のGUTSや石室コマンダーのXIGなどに引き継がれてますね。