2013選抜高校野球、第9日

県岐阜商、済美、高知が8強=大阪桐蔭の3季連続Vならず―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

 今日でベスト8が出揃う。

 やはり注目は第3試合の大阪桐蔭ー県岐阜商で初戦で大勝したものの実力が
未知数の桐蔭と東海大会を制し初戦で花咲徳栄に快勝して勢いに乗る岐阜商の
対戦だが1枚エースの藤田が桐蔭打線をどこまで抑える事ができるか。

 第1試合は報徳に逆転勝ちして勢い付いている常葉菊川と久しぶりに初戦を突破
した高知の対戦で、高知の2人の投手と菊川打線が焦点になる。


 第2試合は初戦で延長戦の末 広陵にサヨナラ勝ちした済美と、常総学院を完封
した左腕の大竹を擁する済々の対戦だが初戦で200球以上を投げた安楽の
回復
具合がカギを握る。


 第1試合:高知 3-1 常葉菊川

 1回に菊川は1番がヒットで出塁して盗塁し1アウト後3番もヒットで1アウト1・3塁
から4番の犠牲フライで先制すると、2回と4回・5回とランナーを出して
高知の先発・
酒井を攻めるが2回は盗塁失敗など決定打が出ない。


 一方の高知も菊川の先発・渡辺を攻めて4回まで毎回ランナーを出すものの特に
4回はヒットと3塁手のFCでノーアウト1・2塁としたがバントが投ゴロ併殺
となって
チャンスを潰す。


 しかし5回から渡辺をリリーフしたエースの堀田に対し1アウト後1番がヒットの後に
連続四球で満塁から4番が左中間へ大きな当たりを放ちセンターのファイン
プレーに
阻まれるも犠牲フライになって同点に追い付いた。


 6回から高知は2番手の坂本がリリーフし8回以外は毎回ランナーを出すものの
シンカーを含めた鋭い変化球で9三振を取る力投を見せ、攻撃では8回に3番が
ヒットで出塁するとPBと4番の内野ゴロで1アウト3塁から5番の2ベースでついに
勝ち越し更に2アウト後8番のゴロを1塁手が後ろに逸らして3点目が入った。

 菊川にしてみると立ち上がりに酒井から1点しか取れなかったのが響いた形で、
それが投手陣にプレッシャーをかけ5つの四死球を出して攻撃のリズム
まで崩した
ようだ。


 仮に8回が1失点で済んでいれば最終回にノーアウト2塁とプレッシャーをかけられ
たのだろうが、2点差では余裕を持って落ちる変化球を効果的に使わ
れてしまった。

 第2試合:済美 4-1 済々黌

 済美は1回に1番がヒットで出塁し3番の死球で1アウト1・2塁から2アウト後W
スチールを決めるが5番が三振でチャンスを逃すと、済々黌も その裏2番が
安楽に
当たる強襲ヒットを放ち3番も続いて1・2塁とするが後続を絶たれ無得点。


 2回以降 大竹から完全に抑えられていた済美は5回に6番がヒットで出塁すると
バントと1塁ゴロで2アウト3塁から9番がライト前に落として先制。

 3回に1アウトからヒットと死球に相手エラーで1アウト満塁を4回にもヒットと死球で
1アウト1・2塁を潰した済々黌は先制された直後の5回に1アウトから3・
4番の連打で
チャンスを作り2アウト後6番のタイムリーで すかさず追い付く。


 しかし済美は8回に9番と3番のヒットで2アウト1・2塁から4番が3ベースを放ち2点
を勝ち越すと5番も2ベースでたたみかけ4点目を挙げ勝負を決めた。


 済々黌の大竹は前半 安楽以上のピッチングを披露したものの後半は済美打線に
捕まる形になったのは前半の飛ばし過ぎだろうが、5回まで7安打を放ちながら1点
しか取れなかったのが結果的に響いて6回以降はノーヒットに抑え込まれた
のを見
ても前半で もう少し点を取りたかった。


 第3試合:県岐阜商 5-4 大阪桐蔭

 1回表を3人で抑えた桐蔭はその裏に藤田を攻めて1番が3ベースで出塁すると
1アウト後3番以下の3連打で2点を先行し3番を打っていた森の欠場を感じさせない
バッティングだった。


 ところが直後の2回に岐阜は4番が四球で出塁すると5番が相手エラーでノーアウト
1・2塁から2塁ランナーがキャッチャーからの牽制で刺されたものの6番
・7番の連打
で1点返すと1・3塁から8番の3塁ゴロで追い付いただけでなくFCで
ランナーを2人
残し内野ゴロで2アウト2・3塁から1番がレフト前に落として
4-2と逆転。

 更に3回には3ベースで出塁した3番を5番のタイムリーで返して5-2とリードを
広げるものの桐蔭も その裏に2番と3番の連打でノーアウト1・3塁から4番の犠牲
フライで すかさず1点を返すと、5回には2アウトから3番が歩いて4番のヒットで
チャンスを広げ5番がレフト線を破り1点差に追い上げる。

 しかも6回の攻撃で藤田が足に死球を受けダメージが残る中6回以降は連打を
許さず迎えた9回2アウトからヒットと3塁ゴロエラーで1・2塁から4番がセンター前に
打ち返すが好返球でアウトのタイミングをランナーが体当たりで落球させた
ものの
守備妨害を取られて試合終了。


 大会前にケガで4番が離脱した桐蔭にとって3番までが抜ける非常事態の中1回に
あっさりと2点を先行した事で藤田に対して いつでも打てると思って
しまい、6回以降
ダメージが残る状態にも拘わらず打ちあぐんだのが最大の
敗因だろう。

 逆に岐阜は先制された直後の2回にノーアウトのランナーを送らずに強攻したり、
9回の最後の場面で4番にも拘わらずセンターを前に守らせたギャン

ブルが成功した形だろう。

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