監視される千樹憐だが

　ウルトラマンネクサスでは姫矢編では孤門、憐編では憐と両方で
監視する目線がある。

　姫矢編は孤門らが何者かに監視されている雰囲気が出ており特に
見張り目線のシーンが出ると孤門らにピンチが訪れる感じだったし、
それが斉田リコの部屋を見張るシーンになったのでリコに何か不吉
な事が起きるのではないかと実感していた次第。

　監視目線の後に風が吹いて写真立てが割れて拾おうとしたリコが
指をケガするなど不吉なシーンの後にダークファウストの姿が鏡に
映ったりしたので‘リコが危ない’と思いきや、実は既にリコは死ん
でいてダークファウストにされていたという衝撃の事実を知る事に
なる。

　つまりネクサスでは監視目線は凶兆と視聴者である我々は擦り込
まれていたのだが、憐編の初っ端から憐を監視する姿があり‘また
溝呂木眞也に続く闇の巨人の一味が監視しているのか？’と思ったり
したものだった。

　ただ姫矢編での監視目線は異次元からの視線のような感じだった
のに対し、憐編では怪しげな人間がビデオカメラで監視していると
いう形で当然ながら憐も気付いており尾白と遊んでいたフープを投
げつけるなどしている。

　もっとも監視といえばMPの野々宮瑞生も然りで松永管理官の指示
で憐に密着しての監視をする事になっていたのだが、コチラの方は
既に憐から見破られていたのだが…

　つまり憐は監視される事に慣れていたようだから謎の監視者に対
しては‘堂々と名乗れ’的に挑発する形でフープを投げつけたのだと
思ったりするわけで、姫矢編の時のアンノウンハンド的なものでは
ないと実感したものだ。

　アンノウンハンドのような監視目線でも勘のいい憐の事だから気
付くだろうし孤門と違って何らかの反撃をするのだろうが、とりあ
えず監視者は人間のようだから放って様子を見ていたのかもしれな
いと思ったりする。