ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
清水鉱治の存在あってのガラン編
今から50年前の今日72年4月28日にOAされたウルトラマンA
4話・三億年超獣出現には怪魚超獣ガランが登場する。
このEPの事実上の主役は怪奇漫画家・久里虫太郎で、クラス
メイトだった美川のり子隊員を同窓会と称して呼び出して拉致
監禁したストーカーキャラ。
久里虫太郎の描く作品の通りにコントロールされ一心同体で
もあるため久里の描いた絵の通りにガランは行動し、ガランが
ダメージを受けると反映されて久里も苦しむという能力をヤプ
ールから授けられていたという設定。
この久里虫太郎を演じたのは清水鉱治氏で氏の個性的な演技
なくして、粘着質で執念深いストーカーそのものの久里の存在
感は出せなかったのではないか。
つまり清水氏以外の人が演じても、久里虫太郎の不気味さは
醸し出せてないわけだ。
氏が最初に特撮作品に出演したのはシルバー仮面で人間の無
意識をスクリーンに映し出せるというXOW光線発射装置を作っ
た川上嘉博士を演じ、いかにも実相寺昭雄監督作品に登場しそ
うな雰囲気だし実相寺ワールドのシルバー仮面に出演したのは
必然だったようだ。
そして平成に入るとウルトラマンダイナ唯一の実相寺昭雄作
品である怪獣戯曲に登場した現実世界を演劇空間に見立てて自
らが演出する事を求めた狂気の劇作家・鳴海浩也を演じていた。
さらにメビウスでは黒づくめで登場したヤプールの人間体だ
が、かつてレオで大林丈治が演じたブラック指令を彷彿させる
存在感を見せた。
また仮面ライダーアギトではG3‐Xシステムの開発者・小沢澄
子の恩師・高村教授を好演し、北條透によるV-1 システムの開
発に一時は手を貸していた。
こういったクセのあるキャラを演じる事ができる俳優は貴重
なわけで、その魅力を最初に知らしめたキャラこそ久里虫太郎
ではないか。
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なお監督の山際永三氏のトークイベントがあるので、私も顔を出してきます。
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/debut_works/
それにしても清水氏と西さんの同級生というのは、ちょっと設定が無理ですね(笑)。
山際詠三監督といえばコメットさんも監督してますし、レオ最後の監督なのですよね。
こういったイベントは関東方面にいると出席するチャンスがありますけど、田舎はなかなか難しいですからね
それにしても上原正三の怪奇大作戦・かまいたちの意外な人物の通り魔殺人や、今回のストーカー事件など彼らの未来を予想する目の鋭さには驚きます。
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/53c91e8b269f353181165cadd71e8f36
山際監督も、映画が厳しくなった後のテレビ時代に活躍したわけで、まさに過渡期の監督だったのだなと思います。
読ませてもらいました、いいイベントでしたね。
こういったイベントは地方ではなかなか難しいですよ。