早大、慶大に競り勝つ=関東大学ラグビー
23日に秩父宮ラグビー場で行われた関東大学ラグビー対抗戦の早
慶戦は早稲田が終了間際にPGを決めて32-31で逆転勝ちを収めた。
とはいえ早稲田が攻めまくり慶應が体を張った魂のタックルで凌ぐ
という展開が多かったのだが早稲田が有利な状態にも拘わらずミス
からターンオーバーを許すというケースが異常に多く、これでは
早慶戦まで共に3勝2敗だったのが分かる気がする内容だった。
ところでラグビー界では日本代表がイングランドW杯で活躍した
事から大いに沸いているのだが先日開幕したトップリーグは前売り
券の完売にも関わらず満員がなく、最も人気のあるカテゴリーで
ある大学伝統の早慶戦でも秩父宮を満員にできなかったというのは
意外だった。
たしかに以前も記したようにトップカテゴリーのトップリーグの
観客が大学よりも多くないのはよくないというのは事実だが、あく
まで早慶戦などの人気カードでは秩父宮なら満員にできるという
のがこれまでの常識ではあった。
それがスコアボード側のゴール裏スタンドには慶應のサポーター
一団が陣取っている感じで、こういう場所こそ一般観客がいないと
いけないのにと思ってしまう。
更に深刻なのは早慶戦の記事が一般の新聞のスポーツ欄では結果を
中心に あまり大きく報道されてないという事。
またスポナビのブログを覗いても早慶戦に関する記事を載せている
のは昨日の1件のみというのも意外な話で、世間の注目はラグビーに
向いてはいるものの五郎丸ブームに象徴されるようにラグビーそのも
のではなく個人人気に過ぎないというのが浮き彫りになった感が強い。