ゲルショッカー編への橋渡し怪人ガニコウモル

 今から50年前の今日72年9月23日にOAされた仮面ライダー78話
ウニドグマ編からゲルショッカーの怪人・ガニコウモルが登場し、
結果的に10月から始まるゲルショッカー編のPRをしていた感じだ。

 本郷猛と滝和也の前に飛来するとライダーを翻弄しウニドグマ
の居場所を教えて、そこで本郷と滝の様子をしっかり偵察する姿
は‘コイツは敵か味方か?’的な謎を呼ぶ存在だったわけだ。

 手がハサミのようになっているしコウモリのように空を飛ぶの
だから、これまでの敵は単体の何らかの生物がモチーフになって
いたのに対し2つの種類の生物が合成されたキャラだから当時OA
されていたウルトラマンAの超獣が宇宙怪獣と地球生物の合成だ
ったのだから超獣かよと思った次第。

 この頃の我々は雑誌などでゲルショッカーの存在を知っていた
のだが、既にゲルショッカー編が始まる前に尖兵の怪人が登場す
るとは思わなかった。

 先述したように番組的にもゲルショッカー編が10月から始まる
のでゲルショッカー怪人ガニコウモルを登場させ強さをアピール
し、いかにゲルショッカーという組織が手強い組織かを視聴者に
植え付けようとしていたのだろう。

 そしてゲルショッカーの存在がショッカー=地獄大使へプレッ
シャーを与え、もはやショッカーがオワコンという事実を視聴者
達は嫌でも知る事になる。

 それにしても次のガラガランダ―編にかけてガニコウモルは度
々登場して自らの存在を印象付けると共に、ゲルショッカー編へ
の橋渡しでアピールしていたのを見ると東映の戦略の見事さを実
感するものだ。

 

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