‘スピードキング’西岡利晃・大差の判定勝ちで V5達成

西岡が５度目の防衛＝ムンローに大差判定勝ち―ＷＢＣ・Ｓバンタム級(時事通信) - goo ニュース

　両国国技館で今日WOWOWフェスタとして行われたWBCのSバンタム級タイ
トルマッチで王者の西岡利晃が1位のレンドール・ムンローに大差の判定
勝ちで5度目の防衛に成功した。

　試合前の予想ではパワー溢れるムンローの突進を西岡がスピードで どう
捌き、強力な左を打ち込むかというのが焦点だった。

　ムンローはサウスポーで西岡にとって10年ぶりのサウスポーとの対戦
だったので気になるところだが、西岡に言わせると‘サウスポーは得意’
との事。　

　試合が始まると西岡は右ジャブで距離を取りながらステップを踏み、ムン
ローが距離を詰めるとタイミングよくボディを連打する。
　4Rに執拗なムンローの攻勢に守勢に回るものの、5Rに左フックをテンプル
に7Rにはボディアッパーを決めて動きを止め連打を浴びせるがタフなムン
ローはすぐに反撃し倒せない。

　結局12Rにわたって西岡のスピードは衰えずムンローは終盤失速して
連打を浴びるものの驚異的なタフネスで粘って最後までプレッシャーを
かけ続け、西岡の初防衛戦からの連続KOは4でストップした。

　とはいえ最強の挑戦者を倒せなかったとはいえフルラウンド試合をコント
ロールし決定打を浴びなかったのはKO防衛に勝るとも劣らない内容の
試合だ。

　ペースを握っていても少しでも気を抜けば挑戦者のパワフルな連打の嵐に
巻き込まれかねないスリリングな展開は見ごたえ十分だったし、バンタム級
時代に苦汁を飲まされたウィラポンとの激戦の経験がここで生きたと思わ
れる。

　噂されている長谷川を倒したフェルナンド・モンティエルとの試合を含めて
西岡が どこまで進化するか？これからの防衛戦が楽しみになってきた。

　ちなみに今日の試合はWOWOWの無料放送で西岡戦を含めて4試合が
完全中継され、全てにおいてタイトルの‘THIS IS BOXING’の名の通り
見ごたえのある試合ばかりで大いに堪能できた。

　こういうホンモノのボクシング中継を見ると

赤坂チャンネルの中継の貧困さが際立つ。