大阪日帰り初体験から40年

 今から40年前の83年6月6日に行われた理容の研究団体である日本
理容技術協会が大阪で主催する全国大会に初めて参加した。

 私が最初に修行した福岡の師匠は大阪で修行されていた事から大
阪に本部がある日本理容技術協会が主催する全国大会が大阪府立体
育館で毎年6月の第1月曜日に開催されており、それに毎年出場して
いたのだが店は連休ではないため日帰りになる、

 前年までは日曜日の営業終了後夜行列車を使っていたのだが、
この年からは夜行バスが運行され始めたのでコレに乗って翌朝7:00
前に大阪駅に到着すると地下街の日本食堂でモーニングの朝食を
食べるとタクシーに分乗し難波にある府立体育館威行く。

 ここから観客席の最上段に荷物を置いてコンクールが始まるのだ
が、私は人形の頭=ウィッグにパーマのロッドを巻くワインディン
グに出場し先輩方はモデルを抽選で割り当てられるロング基本刈り
に出るなどして夕方に表彰式が終わると一路バスで関西空港まで行
き飛行機の福岡行き終便で還るというスタイルだったのだ。

 それまで大阪などに行くというのは‘1泊しないと’という感覚が
あったのだが、こうやるとその日のうちに帰れるのかと思ったわ
けで翌年から毎年行って参加する事になる。

 それにしても当然ながら全国大会だけあってレベルは高く大阪
ならではの独特の雰囲気だったし、半分のブースでは道具屋が多
数来ており先輩に連れられてハサミやクシを買うのも大事な行事
だったのだ。

 難波の体育館の隣には大阪球場があって、スタンドが凄いすり
鉢状だと実感し思ったより狭いなとも思ったもの。

 ちなみに会場の府立体育館はこの年限りで取り壊され翌年から
2年間は大阪城ホール開催となり、86年から新しい現在の府立体
育館になったわけで旧府立体育館を体験できたのは幸運だった。

 ただし大阪らしさを実感できるのは大阪駅の地下で朝食を取り
会場に行くまでで、大会が始まると缶詰状態のため大阪にいると
いう感覚は全くなかったわけである。

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