ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
カーブの復権
今年の日本シリーズは王手をかけられたライオンズが G6を勝って
踏みとどまり決着は最終戦に持ち込まれた。
G4でジャイアンツ打線を完封した岸孝之がG6でも4回から登板し、
5回2/3を無失点に抑えたのが印象に残る。
面白いのがジャイアンツ打線が岸のカーブを全くといっていいぐらい
打てないのだ。
このピッチングを見て‘カーブが復権するか?’と思ったりした。
最近はスライダーやフォーク、チェンジアップなどの変化球は頻繁に
見るようになったが、カーブをきっちり投げ分けるピッチャーといえば
桑田真澄や工藤公康ら。
その桑田が以前‘最近カーブが減ったのでは?’という質問に対し
‘投げるのはいいけど審判がしっかりストライクを取ってくれない’とボヤ
いていたのが印象的だった。
つまり審判も最近カーブを見慣れないのでカーブの軌道に幻惑されて
際どいコースはストライクを取ってくれない事が多々あるらしい。
それだけカーブが使われなくなっていたという事だろう。
我々がプレーしていた頃、ピッチャーが最初に覚える変化球はカーブ
だった。
小学校の頃に高校野球を観戦していたら江川卓や土屋正勝らがスト
レートと共に投げるカーブは打たれなかった印象がある。
実際 銚子商が優勝したときは土屋はピンチになると必ずと言っていい
ぐらいカーブを投げ抑えていた。
登板した5試合で1点しか取られずに優勝したのは鋭く曲がるカーブの
威力が凄かったと言われていた。
そしてカーブの威力をまざまざと見せ付けてくれたのが工藤公康で、
初戦のノーヒットノーランを皮切りに3試合投げて1失点・自責点0という
好投を見せていた。
あの落差の大きなカーブは とてもじゃないが打てる気がしなかった
のだ。
スライダーなどと違いカーブは大きく曲がるため素人が見ても ‘カーブを
投げた’と分かるし、落差の大きさはファンを魅了する。
‘懸河のドロップ’と言われるように、華のある変化球だから岸の好投を
刺激にぜひとも復権して欲しい変化球だ。
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明日、西口を使ったら結構面白いかも?(縦の変化に巨人は弱そうだから)しかし岸は見事でしたね。 もし岸を変えたら巨人に流れが変わると渡辺監督は判断したのでしょう。なかなかの勝負師ですな。明日は西武も涌井を含め投手総動員でいくと思いますが、中継ぎの差で巨人有利でしょう。
個人的には多国籍軍には負けてもらいたいですがw
だから、カーブ復権は個人的には早計と思います。でも投球の基本の一つ、緩急の一番手の球種はカーブだと言えますね。
カーブは変化球の基本的な物で、確かに昔リトルリーグにいた時に監督からカーブを覚えろと言われました(僕が覚えたのはフォークでしたが)。肘や肩に負担が一番かからない変化球(カットボールや2シームの様なストレート系を除く)ですし、見た目で覚えたかどうかがハッキリするのですよね。
松坂や上原など確かに昨今のプロはスライダーやフォークが多く見られ、カーブがスッカリ忘れられている気がします。
お久しぶりです。
いやぁ~、あそこまで徹底的に先発をつぎ込むとは
思いませんでした。
ドロップは我々の時代までですね。
そういえば涌井もカーブを有効に使ってました。
>ぼっけもん様
初めまして、よろしくお願いします。
ストレートあっての変化球は当然ですよね。
江川も土屋も球は速かったですから。
>こうちゃん様
まぁカーブは決め球で使えなくても、つなぎの球として使われるケースが増えるのでは?と思います。
やはりカーブは遅い方が効果的ですしね。
でもストレートの威力がないと効果は半減でしょう。
>NEXUS(偽)様
やはり子供の頃に覚えやすいのがカーブですからね。
スライダーが決め球としても使えるのが大きいみたいですし、遅い方が効果があるのでインパクトが小さいという事でスライダーやフォークばかりマスターしようとするのでしょう。