ホークス暖冬更改は成果報酬システムにあり

大幅増続出のホークス“暖冬”更改 計6.8億アップも…意外にも支出は微増?

 今年2年ぶりの日本一に輝いたホークスの契約更改は景気のいい
数字が並び、1億円を越えた選手が17人に上るというのが先日の
スポーツ紙に載っていた。

 正しく大盤振る舞いという形だが注目すべきは投手では中継ぎの
森唯斗や岩嵜翔に、野手ではユーティリティプレーヤーの明石健志
なども1億越えというわけだから主役だけでなく脇役といわれる選
手にも手厚い待遇となっているのが分かる。

 ただし武田翔太などは3000万ダウンするなど活躍できなかった
選手は容赦なく下げており、実績に関係なく1年で査定する成果報
酬の年俸制度ならではのもので選手には励みになるシステムではな
いかと思う。

 このシステムは10年に小林至が導入したもので、杉内俊哉などは
‘実績を査定に入れないなど選手への愛がない’とあからさまに拒
絶反応を起こしてFA権取得後ジャイアンツに移籍してしまったのだ
がプロというのは基本的に活躍したら契約金はアップする代わりに
活躍できなければダウンするというのが基本。

 昭和の時代のプロ野球はポッと出の選手が活躍しても一気に年俸
は上がらず、それから2年ぐらい安定した成績を残して初めて大幅
に上がる代わりに1年ぐらい活躍できなくても下がる事はないとい
う実績重視型のシステムだった。

 ところがFA時代になって選手達は活躍したら即年俸を上げる事を
要求し球団側も応じていたのだが、肝心の活躍できない場合は下が
るという事を怠っていたのだ。

 もっともフロントの査定係は基本的に本社から派遣された素人で
主力選手のファンでもあるので、人情的に見ても非常な査定をする
というのは難しかったためホークスでも斉藤和巳らがその恩恵によ
り毎年リハビリだけで億単位の年俸を貰うといった通常では考えら
れない状態でもあった。

 それが現行の成果報酬システムに変わってから8年間で5度のリー
グ優勝し4度の日本一に輝いているのだから悪いシステムではない。

 成果報酬システムこそ本当のプロの査定システムだし、実績にあ
ぐらをかいてろくろく働かない者を駆逐できるのだから経営陣とし
てもありがたいものだと思うのだが。

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