下手な試合観戦より楽しいプロ野球キャンプ見学

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/sports/mainichi-20200201k0000m050036000c

　東京五輪の関係で来月20日の開幕に向けたプロ野球キャンプが、
いよいよ今日から始まった。

　キャンプインの声を聞くと球春到来で春が来た感が強いのだが
スポーツニュースやスポーツ紙の報道では、どのチームも好調だ
と伝えられるのでキャンプ中だけは全12球団のファンにとって夢
を見る事ができる貴重な50日ほどになるわけだ。

　個人的にキャンプといえば長嶋茂雄のファンだった事から長嶋
監督がジャイアンツに復帰した93年から2000年まで、脱腸の手術
を受けた99年を除き7年間宮崎キャンプに ほぼ日帰りで出かけた
のを思い出す。

　7年間のキャンプ見学で実感したのはメイン球場だけに居座って
見ても面白いものではなく、メイン球場やサブグランドにブルペン
などまで歩き回る方が普段見られないものが見られるチャンスだと
いう事。

　実際にブルペンなどを見ると投手陣やコーチだけでなくチームの
OB達が視察や取材に来ているので、彼らの姿を見るのも嬉しいし
移動の時など邪魔にならないレベルなら挨拶しても返してくれる。

　1度トイレで用を足していると山倉和博バッテリーコーチが入って
来て挨拶していると、地元の話などをしてくれて感激した覚えがある。

　最初の頃は紅白戦を楽しみにしていたのだが通っていると意外に
特打のような打ち込みを見るのも下手な試合を見るより楽しいし、
特に当時のジャイアンツでは松井秀喜の特打など凄まじい飛距離だ
から柵越えどころか場外にどんどん打球が消えていくのだから壮観
で下手な試合を見るよりもコチラの方がよっぽど楽しかった。

　また個人ノックのシーンも見応えがあるわけで、コチラはサブグ
ランドが主なので到着してチェックしておかなければいけない。

　7年間通って見ていた限りキャンプは選手やコーチ達との距離が近
いので間近で見るチャンスが多いし、先述したようないい事が多いの
で下手なレギュラーシーズンの試合を見るよりも楽しかったりする。

　それを考えるとキャンプ地の近くに住んでいる人は1度はキャンプ
見学に行くといいと思う。