子供達が楽しめるウルトラは大前提

 ウルトラマントリガーが1月22日に最終回を迎えて、既に1ヵ
月以上経ち現在は過去の作品のダイジェスト的なウルトラマン
クロニクルが始まっている。

 トリガーはウルトラマンティガのリブート版と言われていたが
オリジナル版であるウルトラマンティガに比べると、子供向けに
なったと嘆くファン層がけっこういる。

 確かにハードなドラマを要求する層にとってはトリガーは物足
りないものがるだろうが、20年ほど前にウルトラセブン生誕35周
年を記念して敢行されたウルトラセブンISMでガッツ星人編など
を演出した故・飯島敏宏監督がウルトラシリーズに対する展望を
聞かれ‘子供の番組をなぜ作らないのか?今の30代がウルトラマン
取っちゃダメ’と語っているのが印象的だった。

 確かにウルトラQやセブンなど大人向けウルトラと呼ばれるウル
トラファンはノンマルトの使者などのようなハードでシリアスな
作品を喜ぶ傾向があり、令和シリーズのような作品は1ランク下に
見る傾向があり‘今のウルトラは子供向け作品に成り下がっている’
とぼやく層も珍しくない。

 ただ考えてみると確かに飯島監督が言う‘ウルトラは子供のもの’
的な視点からすると令和シリーズは決して面白くなくはないし、
子供達が見ないウルトラは先細りしていくわけで決して子供達が
見る気を失うようなEPばかり作るのはいいものではないのも事実。

 名作といわれるウルトラセブンでも確かにノンマルトだけでな
く超兵器R1号やダークゾーンなどの地球人ナショナリズムを描い
た作品や、第四惑星の悪夢に盗まれたウルトラアイなどの大人向
けの作品がある一方、エレキング編やバド星人編にテペト編など
の娯楽作品もあるわけだ。

 まぁ現在は大人向けのウルトラが見たければ深夜などでの枠で
作る事ができるので、そちらで楽しみTV東京版のウルトラは子供
向けでも構わないのではないかと飯島監督のコメントを聞けば思
ってしまう。

 ちなみに子供向け番組といいながらウルトラマンZは個人的に、
しっかり嵌って見る事ができたのだから悪いものではないと思う。

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