高校ラグビー・東福岡4度目の正直

 昨日行われた高校ラグビーのファイナルで、東福岡が伏見工を
12-7で破り4度目の正直で 悲願の初優勝を飾った。
 大会前の東福岡は、Aシードだったので‘ベスト4は大丈夫’と
思っていたのだが、過去3度のファイナルでは啓光学園に2度、
昨年は東海大仰星に1度と大阪代表に敗れている。
 しかも2000年代に入って7年間で、佐賀工と大分舞鶴に東福岡の
3度を含めて5回ファイナルに九州勢は進出し、いずれも近畿勢に
敗れていた。

  ただ、今回は試合前に‘今日は東福岡が勝てるかも?’という
予感がした。
 ある意味カンではあるが、大会前にレギュラー選手が踏み切り
事故で亡くなるというアクシデントがあったので喪章効果でより結束
する可能性が高いと思った。
 プラス福岡県勢最後の優勝が、先日も書いたが67年度の(アカ
レンジャーの)誠直也がプレーしていた福岡電波(現・福工大城東)
以来だったが、それが40年前。
 つまり‘40年ぶり’という事。
 これは夏の甲子園で、準優勝した広陵が‘夏は、40年周期で準優勝’
というジンクスに見事にハマってしまったのを 見ると40年という数字に
妙に縁がありそうだと思ったのだ。
 こじつけかも知れないが・・・・・

  更に試合当日の天候が、雨混じりの寒そうな雰囲気だった事。
 展開ラグビーを志向する伏見工にとって、こういう天候は不利では
ないか?と思ったのだ。
 実際は、伏見工が地域的には12-0と東福岡がリードした前半でも
大半を 東福岡陣内でプレーしていた。
 にも拘らず、ソツのないはずの伏見工がミスを連発したのだ。
 特に残り15分は、東福岡ゴール前でのハーフコートマッチ状態で
54分にはトライかに思われたのがグランディングできなかった事。
 これがトライだったら、伏見工の逆転勝ちになった可能性が高い。

  東福岡は、84年度に初出場した時は函館有斗に4-8で逆転負け。
 以後93年度まで10年間は1勝のみの‘2回戦ボーイ’、何せ2勝した
のが94年度。
 初めてベスト4に進出したのが、96年度で9回目だった。

 00年度以降は啓光学園に5回、東海大仰星に2度と大阪勢に敗れて
いた。
 かつて苦杯を喫した西陵商や、国学院久我山にもリベンジしているし
天理や大阪工大などの近畿の強豪にも勝っているのだ。


 これで97年度高校三冠を達成し、97年・98年度と高校選手権で連続
優勝したサッカー部に続いた事になる。

  ‘ローマは1日にして ならず’というが、22年間という年月をかけての
優勝というのは、やはり感慨深い。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
東福岡おめでとう (さくらい)
2008-01-09 18:32:56
仕事の休憩時間に前半戦をLIVEでTV観戦、
結果を見ないで帰宅後、すぐにビデオで観ました。
よく踏ん張りましたね。
それにしても決勝戦だけの中継とは本当に
寂しい限りですね。せめて深夜のダイジェストでも
復活させて欲しいものだが。日テレの高校サッカー
とはえらい違いですね
明治、残念ながら慶応に敗退。学習能力の差が
出たか?
 
 
 
ありがとうございます (こーじ)
2008-01-09 23:46:21
>さくらい様
 確かに残り15分は、一方的に押し込まれていたので
‘よくぞ踏ん張った’という感じです。
 ただ放送局が、‘視聴率の奴隷’で‘視聴率を稼げない番組はOAしない’という露骨なスタンスですからね。
 ボクシングでも坂田健史の防衛戦は、全国放送しませんし。
 
 
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