ウルトラセブンEP14・ウルトラ警備隊西へ・前編

 このEPはウルトラマンのゴモラが登場する‘怪獣殿下’
以来の前後編であるが、OA時期も正月開けであった。
 ウルトラマンでは大阪、セブンでは神戸というワケだ。
 私事であるがゴモラのEP同様、このEPも初めて見た時は
途中から見始めたので、前後編とは思わなかった。
 だからキングジョーとの戦いで、セブンが組み伏せられた
まま‘つづく’になった時は驚いたものだった。

  冒頭怪しげなサングラスを かけた外人が登場し、彼が
現れる所で必ず惨事が起きていた。
 当然のように参謀本部では、この外人はマークされ ペダン
星人だとマークされてしまう。
 しかしマークされた男がワシントン基地から派遣された諜報
部員で、この男から追われていた女 ドロシー・アンダーソンが
実はペダン星人のスパイだったというのは、スパイものでは
‘お約束’のパターンだ。
 

 前半は緊迫したサスペンスで始まり、スーパーロボットが
六甲山防衛センターを襲撃するスペクタクルが見られる。
 防衛センターの所長は、東宝特撮映画役者の土屋嘉男。
 ウルトラマンではザラブ星人が、にせウルトラマンに化ける
EPで科学者役で登場している。
 ただ彼は、映画ではよく宇宙人に憑依されたり宇宙人そのもの
だったりしたので‘コイツがペダン星人のスパイでは?’
と思ったりしたものだ。

  南極基地から 2人の科学者を運んでいた原子力潜水艦アー
サー号が4機の宇宙船と思われる物体に囲まれて撃沈されて
しまう。
 その際に救援に駆けつけるのが、ハイドランジャー。
 ウルトラ警備隊の水中兵器のデビュー戦だが、アーサー号の
ピンチに間に合わず。
 この4機の宇宙船が六甲山防衛センターに襲来し、合体して
スーパーロボットになる。
 これは‘ゲッターロボ’や‘コンバトラーV’など合体ロボットものの
元祖となった。
  怪獣殿下同様、前編ではダンの変身シーンがなく 唐突に六甲
防衛センターにセブンが現れ戦い始める。
 このスーパーロボットは、防衛システムを ものともせず進撃し
セブンのエメリウム光線やアイスラッガーを受けても平然としている。
 前週のアイロス星人?は、回転してアイスラッガーを跳ね返したが、
このロボットは正面から受けて跳ね返すのだ。

  ウルトラマン対ゴモラの前編は、ゴモラのパワー+尻尾連打で
ウルトラマンがダウンし 息を吹き返した時にはゴモラは穴を掘って
逃走していたところで終わる。
 それに対してセブンが組み伏せられて、大ピンチのところで終わる
のだ。
 当時のリアルタイムの視聴者は、さぞかし次週が待ち遠しかった
だろう。
 最初にペダン星人と疑われた怪しげな外人の声を 担当したのが
クリント・イーストウッドやルパン三世の声優である山田康雄というのは、
みなさん ご存知の通りである。  

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