ガラモンをも倒した?平田昭彦

 今日は次男の誕生日なのだが、毎年のように記しているように次男が生ま
れる20年前に亡くなったのが特撮作品を代表する名優・平田昭彦。

 平田昭彦といえば、ある意味‘博士バカ一代’とも言われるような科学者役を
得意にしていて、特撮映画第1号のゴジラで乾坤一擲のオキシジェンデストロ
イアを開発してゴジラと運命を共にした隻眼の天才科学者・芹沢大介を演じた
のが始まり。

 その後もラドンやバラン対策本部お抱えの科学者で登場しバランを倒した
新型爆薬をも開発していた。

 一方テレビの特撮ヒーロー第1号のウルトラマンでも防衛チームである科学
特捜隊をサポートする科学センターの岩本博士役で登場すると、最終回では
ウルトラマンに勝ったゼットンを倒す新兵器の無重力弾を開発して倒している
のだ。

 つまりゴジラとゼットンという強豪を倒した博士という位置づけになっている
のだが、それ以外にも先日WOWOWでOAされていたウルトラQにも1話だけ
ゲスト出演していた。

 それが制作順では最終作になるガラモンの逆襲。

 13話でOAされたガラダマにはチルソナイトでできた電子頭脳に操られたモン
スター・ガラモンが登場したのだが、電子頭脳から発信されていた電波を遮断
するとモンスターは動きを止めた。

 その電子頭脳がセミ人間と言われる遊星人が奪ってしまい、ガラダマが東京
に次々と飛来してモンスターが出現し東京タワーまで破壊されてしまう。

 その電子頭脳を奪い返し平田昭彦演じる花沢主任が持参した遮断ネットで
電子頭脳をくるむとモンスターは動きを止めたのだった。

 ガラダマでは電波遮断用の鳥かごのような物を被せていたのだが、今回は花沢
主任が持ち運びできる遮断用のネットのような物を携行していて それを被せる
事でガラモンの動きを止める事に成功する。

 もっとも遊星人=セミ人間の役を沼田曜一が演じていたのだが、平田昭彦が
演じてもなんら遜色なかったと思う。

 実際ウルトラマンの最終回で岩本博士に化けたゼットン星人が科特隊本部の
内部を破壊し、科特隊員に見つかって逃走しアラシから捕まって倒れて起き上
がったところ星人の正体を現すというシーンがあったが今回のセミ人間が倒れて
起き上がると正体を現していたというシーンと被るのだ。

 こうして次男の誕生日が敬愛して止まない平田昭彦の命日でもあるので、必ず
平田昭彦の話をして偲んでいる次第だ。

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