ワールドシリーズ開幕前夜

 明日から日本シリーズに先駆けて、MLBのワールドシリーズが
開幕する。
 今年は松坂大輔と岡島秀樹のいるボストンと、松井稼頭夫の
いるコロラドの対戦だ。
 05年の井口資仁がいたシカゴ、06年の田口壮がいたセントルイ
スがWシリーズ優勝して2年連続で日本人選手が所属したチームが
優勝し、彼らがチャンピオンリングを手にしている。
 今年は両チームに日本人選手がいるので、3年連続で日本人
選手がチャンピオンリングを手にする事ができるのが嬉しい。
 
 今年のシリーズの見所は数あれど、意外な注目がホームアド
バンテージ。
 ボストンは、ご存じのように独特の形状で特にレフトは94m
という事でグリーンモンスターと言われる11、3mの高いフェン
スが特徴のフェンウェイパークがホーム。
 
 コロラドは、標高1600mの高地にあるクァーズフィールドが
本拠地だから空気が薄く打球がよく飛ぶので有名だ。
 
 いずれも球場に特徴があるので、この特徴をいかに生かして
戦うかがカギになるだろう。
 今年はオールスターゲームでアメリカンリーグが勝ったので
ボストンが4試合をホームで開催できる。
 1勝3敗から逆転優勝した、クリーブランドとのリーグチャン
ピオンシップで分かるようにボストンがフェンウェイパークで
のボストンの強さは折り紙付きだ。
 ボストンは06年同様、ホームで連勝してコロラドに移動した
い。
 一方コロラドは、フェンウェイでは1勝1敗で凌ぎコロラドで
勝負を決めたいのが本音だろう。
 薄い空気だけでなく、気候の変動が激しいため試合開始直後
には晴れていたのが、突然雨が降ったり雪が降ったりするので
慣れないビジターチームはたまらない。

 そして日本との最大の違いは、ホームの観客が99%を占める
のでスタジアムの雰囲気が全く違うのだ。
 だから日本シリーズでは03年のホークスータイガース戦が
史上初のホームゲーム全勝シリーズとなったが、MLBでは87年、
91年のミネソタや01年のアリゾナが達成している。

 最近日本でも、スタジアムの殆どをホームチームのファンで
埋め尽くす事ができるファイターズやマリーンズが、日本一に 
なっているのが嬉しい。
 それでもMLBに比べれば、まだまだという感じだ。
 MLBに追い付き追い越したければ、観客をホームチームのファ
ン一色に染められるチームばかりにならないといけないだろう。
 金太郎飴状態のチームやファンばかりでは、個性がなくつまら
ないではないか。
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