やはりブランクは怖い!

 今日行われたMLBのワールドシリーズG1で、ボストンが
コロラドを13-1と圧倒して先勝した。
’実力のボストン、勢いのコロラド’という予想だったが、
ここまでの大差になるとは意外だった。
 なぜならコロラドは、レギュラーシーズン終盤で1敗のみ
で乗り切り1ゲームプレーオフを制してポストシーズンゲー
ムに進出。ここでフィラデルフィアとアリゾナをそれぞれ
3連勝、4連勝で勝ち抜くという快挙を演じて初のワールド
シリーズ出場を決めたのだ。
 なまじっかの勢いではない事がよく分かる。
 
 ところが、まだ初戦ではあるが大敗したというのは8日間
ものブランクが空いたというのが敗因の1つだろう。
 考えてみるとMLBでは、レギュラーシーズンはおろかポスト
シーズンも立て続けに試合がある。
 レギュラーシーズンが終わって中1日で、ディビジョナル
プレーオフが行われ、最終戦まで戦うと中1日でリーグチャン
ピオンシップを行う。
 今回のボストンは、クリーブランド相手に1勝3敗から3連勝
して逆転勝ちをした。それから中2日でのシリーズだ。
 コロラドは、なまじっか合計7連勝したばかりに8日ものブラ
ンクができたのだ。
 
 考えてみれば日本ではジャイアンツが、リーグ優勝したにも
拘わらず2位通過したドラゴンズに圧倒されて3連敗した。
 これもリーグ優勝を決めてから、14日ものブランクが空いた
のが響いたのは間違いない。

 考えてみるとMLBが、95年から3地区制に変えた時に3地区の
優勝チーム以外に2位チームの最高勝率のチームが、ワイルド
カードとしてプレーオフに出場する事にした。
 日本なら最高勝率優勝チームをシードするだろうが、MLBは
シードしたチームが休養を取って相手を研究できるメリット
よりも実戦から離れるデメリットの方が大きいと考えたのだ
ろう。
 
 それに対し、日本では未だに間が空くのを「じっくり練習し
て調整でき、相手を研究できる」と歓迎する連中がいる。
 その発想で行われたパリーグのプレーオフで、ホークスが
2年連続で1位通過しながら敗退する事になる。
 そこで昨年からようやく1位通過チームには、1勝のアドバン
テージを与えるようにしたのだ。
 実戦から離れるデメリットは、1勝のアドバンテージを貰わ
ないと合わないのだ。
 
 それなのに国賊社長の部下は、プレーオフの1勝アドバンテ
ージより興行を優先し猛反対したのだ。
 球団運営者が、ブランクが空くデメリットまで配慮が行って
ない。こんな連中が運営するチームが強くなるわけがない!
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