‘時代劇版・ワイルド7’だった江戸の激斗

 3月26日からBSフジでOAされていた江戸の激斗が今日で終わった。

この作品がOAされていたのは36年前の79年でリアルタイムで見て
なかった事から初見だったのだが、なかなか楽しんで見る事ができた。

 浪人達で組織した遊撃隊が法で裁けぬ悪人を倒すというのは時代
劇版ワイルド7で、それぞれのメンバーが得意の武器を使って戦う
というのは時代劇版・戦隊モノという感じだ。

 ワイルド7は毒をもって毒を制す如く前科者を集めたチームで
法で裁けぬ悪人を倒すというプロットだったが、出演メンバーは
飛葉大陸を演じた小野晋也以外は知られてなかったのと比べ江戸
の激斗は柴俊夫や石橋正次など当時を代表するスターが隊士役を
演じていたから華がある。

 ワイルド7が川津祐介演じる隊長の草波が上層部からの指令を
伝えるだけで後はリーダーの飛葉が中心になって行動するのに対し、
江戸の激斗は隊長の露口茂演じる同心与力の毛間内以蔵が陣頭指揮
を取り他の隊士達をまとめていくので小林圭樹演じる花咲長兵衛が
草波のような役割だった。

 殉職者はワイルド7は両国が途中で死亡しジェロニモに交代する
のだが江戸の激斗は1話で早くも岡本富士太演じる鮎川聞多が戦死
するのを手始めに8話で夏木陽介演じる藤太が行方不明になって左
とん平演じる堺金吾が代わりに入隊。

 更に22話で三浦浩一演じる片倉小助が、最終26話で名高達郎演
じる篠原道之介も殉職というハードさだった。

 それを含めて乱戦のシーンが多いので予算的に厳しかったの
ではと思うし、だからワイルド7同様1年間続かなかったのでは
ないだろうか。

‘江戸に咲き 江戸に散るのが我らの運命、


たった五両に命をかけ修羅場を潜る

壮絶、遊撃隊
 
明日の墓標を 誰が知る’
というナレーションは名ナレーター・芥川隆行だが、納谷悟朗や
大江戸捜査網の黒沢良がやっても見事に嵌ると思う。

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