ウルトラセブンが復活できるのは

 昨日ウルトラセブンX情報を掲載すると、結構な反響が
あった。セブン好きの私としては非常に嬉しい事だ。
 ところで考えてみるとセブンというのは、最終回で放送
が終了しても引き続き雑誌などに掲載されていた。
 つまり怪獣ブームが終了してもセブンだけは生き残って
いたのだ。
 戦闘シーンを編集したウルトラファイトが始まっても、
最初に使用されたのはセブンだった。
 そして80以降新作がOAされなかった80年代に、82年の夏
休み平日に16:00から1日2話づつOAされていたし、20年前
には‘泉麻人のウルトラ倶楽部’でもセブンの特集をやって
いたのだ。

 特筆すべきは94年の4月29日の10:00から新作・ウルトラ
セブン太陽エネルギー計画が1時間スペシャルでOAされたの
だ。これは平成セブンのプロローグになった作品だが、当時
新作に飢えていたファンにとってはありがたい作品だった。
 まだウルトラマンティガが始まる2年前である。

 これほど次々と登場するヒーローは珍しい。
 理由の1つとして、‘ウルトラマンは巨大である’という
縛りがないからかもしれない。
 セブン以外のウルトラ兄弟は、基本的に等身大の戦いは珍
しいのだがセブンは第1話から等身大で戦っていたので違和感
がないのだ。
 どうしても巨大特撮モノは予算がかかる。
 かといって等身大にはできない。
 ただセブンは等身大で戦っているので、ドラマに広がりが
できるし、オリジナルのセブン自体が予算不足で四苦八苦した
作品なのだ。
 だから予算が潤沢でなくても、いい物を作れるノウハウが
いくらでもあるのだはないだろうか?
 実際‘宇宙人15+怪獣35’などというオールスター怪獣モノ
が企画されていたようだが、予算的に厳しいというのでボツに
なったらしい。
 反対に異形の対戦相手がいなかったのが
 33話・侵略する死者たち
 37話・盗まれたウルトラアイ
 43話・第4惑星の悪夢

 ほとんどバトルがなかったのは
 1話・姿なき侵略者
 6話・ダークゾーン
 7話・宇宙囚人303
 9話・アンドロイド0指令
 17話・地底GoGoGo
 22話・人間牧場
 24話・北へ還れ
 44話・円盤がきたetc・・・・

 こうしてみると異形の侵略者がいなかったり、ほとんど
バトルがなくても人気があるのがセブン。
 反対にこれらのEPは、ストーリー的には面白いのだ。

 等身大での戦いがOKで、異形の侵略者がいなくても、
バトルがなくてもいいとなれば製作もしやすいわけだ。
 
 だからXでも‘バトルがほとんどない’ようなEPが出て
来てもおかしくはないと思うのだ。 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (まみ)
2007-07-28 11:37:49
すごいですねぇ、セブンてある意味扱いやすい作品てことなんでしょうかねぇ。
バトルがないEP、言われてみれば、「そういえばバトルがなかったな」、って感じで別に物足りないとかそういうのって不思議に感じてなかったです☆
 
 
 
そうなのです (こーじ)
2007-07-28 23:10:56
>まみ様
 それだけストーリーが充実しているというのが
大きいのですよ。
 やはり脚本が優秀な人達でしたからね。
 
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