ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
長く仕事をするには‘楽して仕事’が重要
今から41年前に福岡市内の父の兄弟子だった師匠の店で修行して
いた時に、他の店のスタッフとの練習会があったのだが練習
開始前に必ず行っていたのがハサミのトレーニング。
両足を肩幅に開いて腰を落とし櫛を目線の先に構えて、ハサミを
高速で10分ほど動かすのだが意外にキツく腰が浮き始めると先輩方
から怒られていた。
この落とし腰という体勢は基本姿勢らしいのだが意外にキツく、
実際に作業するイスは上がるし今では膝をつきながらカットしたり
しているので意味があるのか?と思ったりしていた。
しかもハサミは速く動かすように指導されていたものの、実際に
ハサミを10分も動かし続けるカットスタイルはほとんどない。
まぁ昔は刈り上げスタイルが多かったので下から上に向かってと
いうのがシャンプー同様に基本だったわけだが、シャンプーも下か
ら上に突き上げるようにしているとかなり疲れていたので歳を取る
とキツいという話をよく聞いた。
ところが05年5月に先日亡くなった中西太氏がセミナーで‘選手寿
命が伸びている現在、歳を取ったら体に負担がかからないフォーム
で打つ必要がある’と言われていたのだが、シャンプーも体に負担が
かからないスタイルでやろうと思ったら下から上に突き上げるよう
な基本姿勢でするより肩から下の位置で手首を動かした方が肩や肘
の力も抜けて意外に楽だったのだ。
そのためには腰を落とすより突っ立った姿勢の方がやりやすいの
だが見た目は片手間でやっているような雰囲気だから年配者には不
評かもしれないが、お客さんが気持ち良ければいいし若い者が行う
ようなわけにはいかないので楽をして仕事をするというのは歳を取
ったら大事ではないか。
我々の仕事は定年がなく体が続く限りできるので中西氏が言うよ
うな基本から外れても、体に負担がかからないスタイルで仕事する
事が重要だと最近つくづく実感するのだった。
« いよいよフル... | やはり今夏も... » |
僕は高卒後は進学にするか、就職にするかは、就職を選びました。学生時代のエピソードも語りたいです。
私も就職組ですから同じですね。
週休2日ならいいじゃないですか。