ベスト8進出のターニングポイントだったアイルランド戦  

 
 9月20日に開幕した今年のラグビーW杯も今日から決勝トーナ
メントが始まり、いよいよ明日は日本代表がベスト8で南アフリ
カと対戦する。
 
 過去8大会連続で出場している日本だが11年の第7回まで僅か
1勝しか挙げられなかったのが、4年前の第8回大会で南アフリカ
戦を含めて3勝したもののボーナスポイントの差でベスト8入りを
逃したのだが今回は3試合でBPを取っての4連勝だから素晴らしい
成績だ。
 
 予選プール4試合を振り返ってみると結果的に2試合目のアイル
ランド戦の勝利が、ベスト8進出の流れを作ったのではないかと
思うのだ。
 
 大会前の予想は今シーズンニュージーランド相手に2勝している
アイルランドに勝つのは難しいので、最終戦のスコットランドに何
とか勝って2位通過狙いと思っていたしロシアはともかくサモアに
取りこぼさないとと考えていた。
 
 開幕戦のロシア戦は地元開催のプレッシャーからか動きが固く
30-10ではあったものの、何とか勝ったという感じで‘開幕戦の
相手がサモアではなくてよかった’と思っていたのだ。
 
 だから2試合目のアイルランド戦は‘勝てないまでも7点差以内
の負けで与えられるBPを取れれば’と思っていたのだが、ご存知
のように逆転勝ちしただけでなくアイルランドの方が負けでもら
えるBPの獲得に拘ったのだから‘これならスコットランドにも’
と希望が見えたし一気に国内の注目も上がった形である。
 
 その勢いで3試合目のサモア戦もラストプレーで4つ目のトライ
を挙げるBPを獲得し、3試合終了時点で勝ち点14のトップで最終
戦のスコットランド戦を迎える事に。
 
 当初の予想ではスコットランド戦を迎えた時点で2勝1敗の勝ち
点10で、スコットランドも勝ち点9か10で最終戦を迎えられれば
と考えたのだから勝ち点14と勝ち点10の対戦になったので日本が
余裕を持ってスコットランド戦に臨めたのだ。
 
 スコットランドにしてみれば勝つだけでなく4トライ以上を挙げ
るだけでなく8点差を付けないといけないわけだから、4年前のよ
うなキックを自在に使った戦い方はやりづらかっただろうと思う
し戦い方の幅を狭める事ができたのだ。
 
 仮に勝ち点10づつで迎えていたならスコットランドは まだ多彩
な戦い方ができただろうから、2試合目のアイルランド戦が最大の
ヤマ場だったし勝ったからこそのベスト8だといっていいだろう。
 
 
 
 
 
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