ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
今日は白井義男が日本人初の世界王者になって60年
今日5月19日は60年前に白井義男が後楽園球場で世界フライ級王者のダド
・マリノに判定勝ちして日本人初の世界王者に輝いた日で数年前からは それを
記念してボクシングの日という事になっている。
思えば52年といえば敗戦後7年しか経っておらず戦争の傷跡も残っていた
時期で白井の快挙は文字通り国民を勇気付けた形になるのは戦争を知らない
世代の我々にも分かるし、現在メジャーなだけでも4つの団体ある時代に
17階級もあるのと違い白井義男の時代は8人のみの世界王者の1人となった
のだから今とは格段に価値が違う。
昭和の時代にプロの競技で野球や相撲にゴルフなどが日本一止まりだった
のと比べれば‘世界一’と名乗れるのはボクシングぐらいだったわけで、ボクシ
ングの世界戦が国民的な行事でTVの視聴率が高かったというのも分かる。
当時の日本のボクシングはピストン堀口の肉を‘切らせて骨を絶つ’的な突貫
スタイルが全盛だった時代にアルビン・カーン博士の科学的トレーニングで
鍛えて‘打たせずに打つ’スタイルを標榜して世界を取ったのだから凄い事だ。
にも拘らず白井義男が現役・評論家時代にも主張した‘打たせずに打つ’という
スタイルは未だに受けが今ひとつで根性論ばかりが重要視されるという皮肉な
結果に終わっている。
フィジカルで劣る日本人が世界を相手に勝つためには白井義男が実践した
スタイルこそ格好の お手本にも拘らず、マスゴミも最近でいえば川島郭志や
徳山昌守といったディフェンスの巧いスタイルより晩年の辰吉丈一郎のような
スタイルばかりを賞賛する始末だ。
それが日本ボクシングの発展を妨げていると言っても違和感がないしあれから
60年経ち日本が生んだ世界王者は70人を数えるが昨年ようやくラスベガスで
防衛戦ができる西岡利晃のような王者が出てきたとはいえ、本来なら辰吉あた
りが20世紀のうちに海外でのビッグマッチを行うべきだったと思う。
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あと色々あったけどまた
観戦されたのですか?
再来年は月曜日ですしセミナーと重なりますから行って見たいと思ってますよ。