競泳もプロ化!もはやプロでなければ生き残れない


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-191222F742

 25mの短水路で争う競泳の国際リーグ・ISLが来年9月から始まる
2シーズン目に、東京を拠点とするチームが加わる事が発表された
ようだ。

 代表はアテネ&北京五輪の100&200平泳ぎで連覇した北島康介氏
との事だが、高額賞金が設定されている事もあり競泳も本格的なプ
ロとしての活動が保証されるわけで北島氏も‘競泳選手がプロとして
単なる夢だったので感無量’といった趣旨のコメントをしている。

 実際ラスベガスで行われた第1回の決勝大会では世界水泳個人メ
ドレーの金メダリスト・瀬戸大也が、400mで世界新を記録し優勝
している。

 それにしても競泳もプロ化するというのは完全な時代の流れであ
り、陸上や体操に続いてという事になるのではないか。

 かつての競泳は20代前半で引退する選手が多く理由として‘競泳は
体力を消耗するので体力が落ち始める25歳を越えると世界のトップ
は厳しい’的な常ウソがまかり通っていたのだが、基本的に競泳パン
ツ1枚しか身に付けてないという事でプロ活動がしづらいため20代
半ばで引退するというのが世界的な感覚だった。

 ところが00シドニーの頃からイアン・ソープらがプロスイマーと
して活躍し始め、日本でも北島康介が事実上のプロとして活躍して
いた事からロンドン五輪は30歳で出場していたしリオも34歳で挑ん
でいたのがいい例だろう。

 プロ化するという事は選手寿命が劇的に伸びるという事になるし
好きな事をしながら生活ができるというのはアスリートとしては夢
なわけだが、競技の特性上プロ化は難しいといわれていた競泳がプ
ロ化するという事は他の競技でもプロ化は可能になる。

 ただし日本の場合は企業アマ制度という他の国にない制度がある
ので五輪種目の多くがアマチュアの時はアドバンテージがあったの
だが、プロ化すると逆に足枷になってしまい未だに企業アマに拘り
プロ化に消極的な男子バレーなどが世界を相手に通用しなくなって
いるのが実情だ。

 またマラソンなどの長距離種目は企業が主導する駅伝がメジャー
になり過ぎて駅伝強化に特化した結果、肝心のマラソンが弱体化す
るという弊害まで出ている始末。

 競泳の場合は企業アマとしての縛りもないし駅伝のようなチーム
戦もメジャーではないので、ある意味プロ化するのにしがらみがな
いというアドバンテージがある。

 また北島康介氏が日本の代表として君臨しているのも心強い話で
何としても成功して欲しいし、これを機に多くの種目でプレーする
選手がプロになって欲しいものである。

 

 

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