2014選抜高校野球,第1日

履正社、小山台に大勝＝福知山成美、神村学園も２回戦へ―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

　今日から選抜高校野球が始まった。

　第1日の注目は開幕戦の第1試合で中国大会を制した岩国に9年
前初出場で準優勝した神村学園が挑む。

　エースで5番と投打の中心である岩国・柳川と、神村打線の対決が
最大の注目か。

　第2試合は昨夏を経験した近畿大会準優勝の福知山成美に関東
大会ベスト4の山梨学院大付との対戦で注目点として成美の石原を
山梨打線がどう攻略するかだが、山梨を率いる吉田監督は清峰を
09年に優勝させており この時には2回戦で成美に1－0で勝っている
点もポイント。

　第3試合は都立高初の小山台が近畿ベスト4で4年連続出場の履正
社に どこまで食い下がれるか。

　第1試合：神村学園 6－1 岩国

　3回まで両校ともランナーを出しながら得点できなかったのだが
4回に神村が2番の2ベースなどで1アウト3塁から暴投で先制す
ると、岩国も その裏に6番の2ベースとバントと犠牲フライですぐ
に追い付く。

　6回に神村が2アウトから5番が歩くと6番のレフト線への2ベー
スで2・3塁から7番の時に再び暴投で勝ち越すと、7回に2安打と
バントで2アウト1・3塁から3番の3ランで5－1と突き放し8回
にも1アウト3塁から8番のスクイズで6－1として勝負を決めた。

　7回の3ランで勝負が決まった形だが神村打線のプレッシャーが
低目をつき過ぎて暴投から2点を献上し、その結果スライダーが高
目に浮いて3ランに繋がった形だ。

　岩国打線は神村の東のボールになる変化球を見極めてチャンスを
作っていたが1回、3回とランナーを置いて5番の柳川に一打が出ず
得点できなかったのが最終的に響いた。

　第2試合：福知山成美 6－2 山梨学院大付

　3回までランナーを出しながら得点できなかった成美は4回に6番
&7番の連打と暴投でノーアウト1・3塁から3塁手の悪送球で先制す
ると、バントと2本のタイムリーに内野安打と悪送球で一挙に4点を
挙げて優位に試合を進める。

　1回の1アウト1・2塁以降チャンスがなかった山梨は6回に1番の
ヒットを足がかりに4番&5番の長短打で2点を返し追い上げるが、
成美は7回に2番手の上原を攻め四球で出た7番をバントで送ると9
番&1番の連打で1点を取ると8回にも4番と6番のヒットで1点を
追加して突き放す。

　山梨にしてみれば3回までランナーを出しながら凌いでいた先発の
山口が4回に捕まりエラー絡みで一挙に4失点したのが最大の誤算だ
ろう。

　1・2点で止めておけば6回以降 山梨打線が石原を芯で捕らえていた
だけに4回の4点は重かった。

　第3試合：履正社 11－0 小山台

　1回に小山台は1アウトから2番が相手エラーで出塁するが盗塁を
失敗し3人で攻撃終了。

　その裏に履正社は1アウトから2番が2ベースを放ち暴投で1アウト
3塁のチャンスを作るものの3・4番が連続三振で無得点。

　しかし2回にヒットで出た5番をバントで送り暴投で1アウト3塁と
再び伊藤を攻め立て連続四球で満塁から9番も四球を選んで先制す
ると、2アウト後2番が満塁HRを放ち一挙に5点を先行する。

　これで履正社の溝田は完全にペースを掴み9回1アウトまでノー
ヒットに抑えていたが8番のPHが3塁前に内野安打を放ちノーヒット
ノーランは逃したものの1安打完封。

　小山台の伊藤も3回以降は5回まで履正社打線をノーヒットに抑えて
いたが、6回以降つかまり計11失点。

　履正社打線のプレッシャーからか10四死球も与えては味方のリズ
ムも悪くなるので完敗は当然だろう。

　2回の失点が押し出しの1点のみならば競り合いに持ち込めただろ
うが2アウトからの満塁HRが余計で、ここで勝負が決まった感じだ。