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零下140度の対決で石油ストーブが使用される事に ついて

 寒さを実感するヒーロー作品の代表がウルトラセブンの25話・零下140度の
対決だろう。


 地球を氷河期にしたというポール星人から操られた凍結怪獣ガンダーから地球
防衛軍基地の地下18階にある動力室が襲撃され原子炉が停止してしまい基地
内は零下140度という厳寒地獄に陥ってしまう。


 当然ながら隊員達は基地の生命線である地下ケーブルの復旧作業を行うの
だが、この時に石油ストーブを使用していた。


 映像を見ているとOAされていた67年当時では最新と思われる反射板付きの
石油ストーブだったのだが、セブンの時代設定は20世紀の終わり頃だったので
いかにも昭和の香りが漂う一品で暖を取るというシーンは ある意味シュールに
見える。


 ところが現実でも11年の原発事故以で節電の時代になると電気を使わない
暖房器具が重宝されはじめたわけだが石油ファンヒーターなどは電気を使わない
と作動しないわけで停電状態では使えないし、基地がガンダーの襲撃で地下
ケーブルが損傷しているため当然20世紀終わり頃の最新暖房器具も電気なし
では使えない物が多かったのではないだろうか。


 しかも防衛軍基地などは電気が使用できる前提の下での装置が多いため
暖房装置も電気なしでは使えないだろうから、そうなれば手っ取り早く使える暖房
器具は意外にも石油ストーブという事になる。


 インディペンデンスディをはじめとしたSF作品では敵の妨害電波で通信が遮断
された状態で しばし意外に役立つのがモールス信号で、これを活用して連絡を
取り合い反撃というシーンが度々あるのだが電気が使えない状況での零下140度
の中で地下ケーブル復旧作業で暖を取るのに石油ストーブというのは意外にも
効果的だったのかもしれない。


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