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マスコミの無能が招いた小久保裕紀無償トレード

 今から20年前はホークスがタイガースとのホームゲーム全勝シリ
ーズを制し4年ぶりの日本一になっていたのだが、祝賀ムードに冷や
水を浴びせたのが
11月3日の小久保裕紀ジャイアンツへの無償トレー
ドの発表だった。

 最大の理由が当時ダイエー内で絶大な権力を握っていた高塚猛が、
やりたい放題やっていたのを再三にわたって苦言を呈していたチーム
リーダーの小久保を疎ましく思いプレシーズンゲームで右膝の大ケガ
の治療費を負担しないなどの嫌がらせを行う形で小久保が嫌気を刺し
て‘ホークス以外どこでもいい’という事になったらしい。

 ところがマスコミはジャイアンツの渡辺恒雄社長の陰謀的なファン
の声を前面に出す形にして、張本人となった高塚の批判はしないとい
う逆噴射的リアクションを起こしたのだ。

 実は小久保無償トレードから遡る事4年前の99年に高塚は投手陣の
リーダーである工藤公康に対しても、似たようなハラスメントを行い
工藤が地元ファンの残留要請にも拘わらずFA移籍している。

 というのも親会社の赤字を理由に従来の年俸をベースに提案をされ
た事や、工藤が登板する火曜日は一番観客の入りが悪いと放言するな
どで球団に不信感を持ってしまう一方マスコミは球団の肩を持ちFAで
ジャイアンツに移籍すると‘ジャイアンツの陰謀’と騒ぐ始末。

 結果的にジャイアンツにFA移籍した事から工藤もバッシングを受け、
これに味を占めた高塚は球団内でもやりたい放題になり苦言を呈して
いた小久保無償トレードにつながるわけだ。

 つまり評論家を含めたマスコミ報道が高塚を増長させた結果という
事になるのだが、さすがに多くのファンはマスコミの詭弁には騙され
ず球団バッシングとなったもののホークスがまともな組織になるのは
ソフトバンクになってからという事になる。

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