響鬼が力を制御できないと

 9つの世界を旅する仮面ライダーディケイドだが、響鬼の世界が最後だった。
 ところで響鬼偏はヒビキが修行を積んでいる間に鬼の力を制御できなく
なって心を奪われ伝説の鬼・牛鬼になってしまうというもの。

 ヒビキは最後は鬼に心を奪われてしまう修行をアスムにはさせたくないと
思っていたようだ。
 だから弟子のアスムに‘正しい心で鬼を制御できるなら鬼になれ’と託して
いた。
 そして最後はヒビキから託された変身音叉でアスムが変身し、トドロキや
アキラが変身した轟鬼&天鬼と共に牛鬼を倒すのだった。

 オリジナルの響鬼は他のライダーと違い自ら修行して鍛える事で鬼の力を
得て魔可魍と戦うというもの。
 という事は生身の人間だから修行しているうちに‘より強くなりたい’と願望
する。 

 オリジナルの響鬼では‘鬼になるという事は自分の心の鬼を殺す事だ’
とヒビキが弟子に志願していた桐矢京介に言う。
 つまり鬼という壮大な力を得るには、それなりの力を制御する心を持た
ないといけないという事だろう。

 だから心をも鍛えないといけないのだ。

 しかし不覚にもディケイド版のヒビキでは‘より強くなりたい’ という思い
から遂に力を制御できなくなってしまったのだろう。


 生身の人間が修行して変身するライダーだからこそ陥る闇。 

 オリジナルの響鬼は途中で路線変更されたようだが、案外こういった
終わらせ方もあったのかもしれない。   

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