サッカー日本代表・気持ちが切れると こんなもの

　今日横浜で行われた2010南アフリカW杯アジア最終予選のカタール戦で
日本は開始早々に相手OGで先制したものの、ウズベキスタン戦同様相手に
押し込まれる展開が続き53分に不可解なPKを取られて決められ1-1で引き
分けた。

　某メディアを中心に‘1位通過しないと意味がない’などと煽り立てて
いたが、今日の内容や結果は正直言って ある意味当然の結果だろう。

　まずタシケントでW杯出場権を獲得したが、代償として勢いのある長谷部が
出場停止で遠藤も故障で離脱し岡田監督までが退席処分を受けたため
ベンチ入りできなかった。　

　ただでさえ中心選手の中村俊輔らがコンディションが悪く、レフェリーを敵に回しての死闘から中3日での試合だから まともな内容の試合になるわけが
ない。
　しかもホーム最終戦だから‘ホーム最終戦は勝たないと’という変な
プレッシャーまでかかる可能性が高いのだ。

 　しかも対戦相手のカタールは4位で3位のバーレーンと勝ち点差が2だ
から、バーレーンがオーストラリアに敗れカタールが日本に勝てば3位に
浮上できる。
　それにカタールは日本戦が最終戦なのだから累積警告などに気を使わ
ずに臨める。

　そういう事を考慮すると今日の日本が まともな試合ができるとは思えな
かった。
　だから中村俊輔ではなく本田を使うなど、普段試合に出てない選手達を
起用して発奮させた方がいいと思っていた。

　ちなみにメディアが連呼する‘絶対に1位通過’に何の価値が
あるのだろうか？

　思い出すのは4年前。
　最終戦の1つ前でW杯出場を決めた日本とイランは2ヵ月後の8月に横浜
で最終戦を戦ったが、出場を決めたイランは控え中心で臨んでいた。　つまり
1位通過も2位通過も組み合わせ抽選に影響はない。

　来週オーストラリアで行われる最終戦には既に海外組は遠征させない事に
なっているらしいが、懸命な措置だと思う。
　実際に予選突破を決めたオーストラリアがベストメンバーで臨むか分から
ないし、ベストメンバーでもモチベーションが切れた状態の可能性が高い。

　W杯出場権を獲得した今、必要なのは1位通過ではなく中心
選手の休養だと思うのだが・・・・・・