日本代表、予想通りのコンフェデ杯3連敗

日本、３連敗で幕＝メキシコに１―２―コンフェデ杯サッカー(時事通信) - goo ニュース

　6月16日に始まったサッカーコンフェデレーション杯にアジア王者で出場した
日本代表は初戦でブラジルに0－3で完敗した後にイタリアには3－4、メキシコ
にも1－2で敗れて予想通り3連敗を喫した。

　当然ながらザッケローニ体制に対する非難が湧き出ているのだが、個人的に
気になるのは我々ファンは日本代表に対して何を期待したか？

　4日にオーストラリア相手に引き分けに持ち込んでW杯予選突破第1号となった
試合後に本田圭佑が‘みなさんは期待してないと思うけど、私は優勝を狙って
いる’と宣言したように本田や長友佑都などヨーロッパでプレーするメンバーは
本気で来年のW杯優勝を狙っているのでコンフェデ杯も勝ちに行くという姿勢
だろう。

　とはいえ開催国のブラジル相手と開幕戦を戦った後にイタリア・メキシコと日本に
とって格上のチームと対戦し2位以内に入らないといけないので、それなら初戦の
ブラジル戦は自陣に張り付いてでも点をやらない試合をするべきだし極端に言えば
ブラジル・イタリアと引き分けてメキシコ相手に勝ちを狙うというのが現実路線だ。

　ところがメディアの多くは‘格上ばかり相手の真剣勝負になるのだから守り倒して
引き分け狙いの試合をしても意味がなく、自分達のスタイルが強豪相手にどこまで
通じるかチャレンジするべき’という論調だったし、この路線の例が昨年10月に
ヨーロッパ遠征でブラジルとの対戦で0－4で完敗したものの自分達のサッカーが
できたとメディアが褒めたのだが こんなスタイルで臨めば3連敗覚悟で優勝どころ
かGS敗退である。

　個人的にはアジア予選を突破した戦い方が世界の強豪相手に通じるか試す
べき大会だと考えていたので3連敗覚悟で自分達のスタイルでぶつかるべき
だろうと思っていたし、3連敗しても‘まぁ仕方ないか’ぐらいにしか思ってないの
だが例によってメディアは‘こんなに弱いとは思わなかった’的な論調で全く節操が
ない。

　思えば02日韓W杯でベスト16入りしたトルシエ・ジャパンは99年のコパ・アメ
リカで1分2敗でGSを最下位で敗退したし、01年にはサン・ドニでフランスに
0－5と手も足も出なかった‘サン・ドニの惨劇’を経験している。

　また10年南アフリカW杯でベスト16だった岡田ジャパンも予選突破直後に
行われたオランダ遠征でオランダに0－3で完敗しただけでなく本大会まで ほと
んど勝てなかった。

　一方06ドイツW杯で1分2敗でGS敗退したジーコ・ジャパンは大した大負けも
なくW杯に臨んでのものだから本大会で活躍するには強豪相手に負けるという
体験があった方がいい。

　にも拘らず日本のマスゴミは勝てば手放しで大喜びし、負けると絶望感に浸る
という定番の対応しかしない姿勢にこそ失望&絶望するものだ。