我が家の営業日のメニューは基本的に火曜と水曜に土曜の3日間は
昼食は肉系で夕食が魚系、木曜と金曜に日曜の3日間は昼食が魚系で
夕食は肉系になる。
更に毎週木曜に通常ゴミの収集だから火曜は焼き魚系で水曜は煮
魚というパターンが基本だが冬場は火曜にイワシのツミレ団子鍋の
ようなケースが多いというのが特徴ではあるものの、4月ぐらいに
なるとイワシのツミレが売ってないケースがあるので先週から2週
続けてタイのアラ炊きが夕食となった。
実は私が子供の頃は煮魚は大の苦手で食べはするものの夕食のオ
カズだとガックリきていたのだが、最近ではアラ炊きなどの煮魚は
好きだし意外な事に子供達もアラ炊きは大好きで2週連続になった
のだ。
私がアラ炊きを含めた煮魚が苦手だったのは亡母や祖母が魚の生
臭さを嫌い、醤油やショウガなどで素材の味を殺す煮込み方をして
いたのに対し女房が作る煮魚は魚の味を生かしているので美味しく
食べる事ができる。
というワケで私は頭の部分を中心に食べるのだが次男や娘も頭の
部分が好きで、特に目玉が大好物というイマドキの子供にしては貴
重な存在だろう。
昔は魚料理といえば刺身だったのだが最近ではアラ炊きこそ魚の
隅々まで食べる事になるため意外な美味しさを実感できるし、特に
目玉や周辺部分の美味しさは牛や豚などの肉系では味わう事ができ
ないと思う。
ちなみに子供の頃は祖母が隅々まで食べていたのに対し祖父など
面倒だったのか食べやすい部分のみ食べて‘もう腹一杯’などと言
いながら席を立つものの、1時間もしないうちに小腹が空いたと菓
子を食べていたのだからいい加減な話。
こうして子供の頃に嫌々ながら食べていたアラ炊きを含めた煮魚
が料理の仕方でここまで美味しくなるのかと思ったし、美味しいア
ラ炊きを作ってくれる女房に感謝というのは言うまでもない。