ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
地球防衛軍を手に入れた
23年前の今日、当時あった福岡市内のビデオ屋で‘地球防衛軍’のビデオをダビングしてもらった。 私のビデオコレクションの記念すべき第1号である。 57年といえばもう50年前の作品だが内容はなかなか面白い。 5000年前に核兵器により自らの星を滅ぼしてしまった遊星人・ミステリアンと地球防衛軍の戦いを描いている。 主役に佐原健二でヒロインは白川由美という前年の‘空の大怪獣ラドン’でのコンビで、平田昭彦演じる白石亮一博士がミステリアンと最初にコンタクトを取り、優れた科学に魅了され利用されていると気付かずに協力する天才科学者を演じているのも注目だ。 佐原健二演じる渥美博士と白石博士の恩師・安達博士に名優・志村喬、防衛軍司令をヤマオカ長官・藤田進が演じるなど、昭和30年代東宝特撮映画の顔役たちが揃っている。 ちなみにセブンでツチダ博士を演じた土屋嘉男が顔こそ出さないがミステリアンの統領役で登場している。 冒頭富士山麓の村で奇怪な山火事、山崩れが発生し怪ロボットのモゲラが出現し町を襲う。 辛うじて鉄橋に仕掛けた爆薬で破壊するがモゲラは遊星人ミステリアンの要塞を作るための工作用ロボットだった。 友好を装いながら影で地球侵略の準備をしていたミステリアンに対し戦車やミサイルなどの通常兵器で攻撃するが要塞から発射される光線の前に壊滅。 そこで人類は地球防衛軍を編成して立ち向かう。 中心兵器は巨大パラポラ兵器のマーカライトファーブ、中心部から光線を発射するだけでなく敵の光線を受けて吸収し増幅して撃ち返すというスグレモノ。 マーカライトファーブと電子砲の両面攻撃の前にさしものミステリアンの要塞もピンチに陥る。 更にミステリアンの陰謀に気付いた白石は人質を救出すべく侵入した渥美と人質の娘達を逃がし、内側から攻撃。 ‘どんな優れた科学も使い方を誤れば悲惨だ、地球はミステリアンの悲劇を繰り返すな!’という言葉を渥美達に残し要塞と共に爆発する。 生き残ったミステリアンは宇宙ステーションに退避し地球侵略を断念した。 ラストで安達博士も‘彼らは永遠に宇宙の放浪者、我々は決して彼らの轍を踏んではならない’と戒めるように言う。 SFメカものの原点となった名作で伊福部昭の名曲がバトルシーンを大いに盛り上げていた。 このビデオを見た当時高1だった妹は‘面白かったけど
敵の宇宙人、ゴレンジャーみたいだったね’
と言っていた。
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私が一番最初に『三大怪獣地球最大の決戦』をダビングしてもらったときも23年前でした。中学一年の頃です。今考えるとちょっとミーハーだと思います。
・・しかし妹さんの映画のコメントもシブいですね
SF映画なのに、なぜか交わされる会話が漢字の多そうな(笑)軍隊用語連発のところが、逆に新鮮だったりして。
「あと、1分」(ちなみにこの台詞を、先日亡くなった村上冬樹氏が発した)
の後、
「第ニベータ号、ただいまより戦闘空域内に突入」
のアナウンスがあり、電子砲が発射されて、ドームに追い討ちをかけるシーンが、大好きです。
ああ、そういえば、もうずいぶん見ていないな。
ところで、この作品も白川由美さんが『タモリ倶楽部』かなんかで、パロディーを演じてくださって、死ぬほど笑いました。(まー、平田昭彦氏もやってるけど)
ハハハ、そうでしょうか。まぁ私の好みがマニアックだというのはご存知でしょうから。
妹も私の影響でヒーローものをよく見てましたからね。
>柴田真紀様
そうです、伊藤久哉が全く変らないのですよね。
電子砲の濁流のような赤い光線がドームに浴びせられるシーンは最高のカタルシスです。
でもマーカライトの効果が残り1分でしたからね。
最初に見た時はかなりヒヤヒヤします。