キャプテンウルトラ放送開始から41年

 41年前の今日はキャプテンウルトラが始まった日である。
 ウルトラマンが4クール予定だったのが生産が追い付かず
3クールで終了し、半年間の休養期間となったので穴埋めと
いう形で東映が製作した宇宙のみを舞台にした作品だ。
 主役は後に悪役俳優で名を馳せる中田博久、現在渋い脇役
となっている小林稔侍が助手のキケロ星人・ジョー役で出演
していた。
 初めて私がこの作品を見たのは小1の夏休みだったのだが
妙に面白かったのを覚えている。
 つまり子供が見るにはそれなりに面白かったのだ。
 不思議な事にウルトラマンの再放送が終ると次はキャプテ
ンウルトラがOAされるケースが多かった。
 ただ中学以降になって見ると東映作品ならではのアラが目
立つのだ。
 例えばウルトラマンの38話・宇宙船救助命令で科特隊員が
Q星での作戦行動中に無重力状態の演技を苦慮しながらやっ
ているシーンがかなりあったが、1週間空けてのキャプテン
ウルトラ第1話では作品全体の舞台が宇宙空間のみのはずな
のにいかにも‘スタジオ撮影しています’というようにリア
ル感のかけらもないのだ。
 しかも特撮も‘仮面の忍者赤影’などのやり方なので円谷
の本格的な特撮に慣れた私にはチャチさばかりが目についた。
 ただし登場する宇宙船・シュピーゲル号がウルトラホーク1
号などに引き継がれる3機分離合体メカの元祖となっていたの
だ。
 スタッフも‘帰ってきたウルトラマン’で初のウルトラ兄
弟の共演となった37,38話をはじめとした8話分を監督した
富田義治監督や‘ミラーマン’‘ジャンボーグA’で特撮を
担当した矢島信男特撮監督、‘マイティジャック’の音楽を
担当した富田勲が参加している。
 そういう意味では円谷とはまんざらではない関係の作品な
のである。
 余談ながら89年~90年にかけて‘とんねるずのみなさんの
おかげです’の中で小林稔侍がゲスト出演し石橋貴明や木梨
憲武と共に‘キャプテンウルタカ’としてパロディリメイク
作品で登場したのを見たがかなり笑えたのを覚えている。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
キャプテンウルタカ (柴田真紀)
2007-04-17 00:29:53
 こっちもビデオ録ってありますが、友人に貸したまま……。しかもベータ(出た)。

 『宇宙マーチ』は、確か宇宙飛行士の若田氏も、宇宙空間でBGMにしたとか、しないとか(『宇宙人ピピ』の方だったかなー)。

 後半は怪獣どうしが「吹き出し」で喋るシーンなんかもあったりして、けっこー後の『ゴジラ対ガイガン』あたりとリンクするような気もします。
 バンデル星人なんぞ、シンプル・ザ・ベスト。
 
 
 
バンデル偏は (こーじ)
2007-04-17 23:24:50
>柴田真紀様
 バンデル偏で冥王星での戦いがあり、‘ここ寒いな’と
ジョーが言うシーンはリアリストは卒倒しそうな演出ですよ。メタリーノームなど秀悦なデザインもありましたね。
 OPはやはりキャプテンウルトラのテーマですよ。
 
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