バスケ女子W杯で日本は決勝トーナメントに残れず


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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-220927-202209270001437

 オーストラリアで行われているバスケットボール女子W杯で恩塚
亨HC率いる日本代表は、予選リーグ最終戦で開催国オーストラリ
アに54ー71で敗れ1勝4敗となり6チーム中上位4チームが進める決
勝トーナメント進出ならず予選リーグ敗退となった。

 初戦でマリ相手に89-56で快勝し好発進したのだが2試合目でセ
ルビアに64-69で敗れてつまづくと3試合目のカナダに56ー70、4
試合目の
フランスにも53-67で敗れて同日に行われたオーストラリ
アーカナダ戦でオーストラリアが勝ったため5位以下が決まり残り1
試合を残して予選リーグ敗退が決まっていた。

 今回のW杯はBS‐1で全試合生中継されており見ていたが、いいと
ころまで行っているが大事なところで決めきれてない感が拭えず特
に最大の武器だった3Pシュートの決定率が低いのが印象的だった。

 W杯は12カ国が2つのグループに分かれてリーグ戦を行い上位4位
までが準々決勝に進み優勝国にはパリ五輪の出場権が与えられるの
だが、上位進出をするには4位通過だと世界王者のアメリカ相手が
予想されるのでギリギリ3敗までが許容範囲で実質2敗まで。

 どうしても昨年の東京五輪で銀メダルを獲得し今回は渡嘉敷来夢
も復帰するという事で、‘高さ’の問題も緩和された感じだから優勝は
無理でもベスト4進出あたりが現実的だと思っていた。

 ただ冷静に対戦相手のランキングを見ると日本が8位なのに対し
初戦のマリは37位だったがセルビアは10位でカナダは4位、フラン
スは6位でオーストラリアは3位とランク的にはマリとセルビア以
外は全て格上で極端な話カナダ・フランス・オーストラリア相手
に1勝は挙げないと厳しい状況。

 だからフランスに敗れ‘まさかの3連敗’というが2戦目のセルビア
戦を落とした時点で、決勝トーナメント進出は厳しくなっていた
事になる。

 思い起こすのが75年世界選手権で尾崎正敏監督率いる日本代表
が忍者ディフェンスやマッハ攻撃を駆使し、予選リーグ2勝1敗で
1位通過し決勝リーグでも全勝のソ連に1敗しただけという見事な
成績で2位に入って翌年のモントリオール五輪でのメダル獲得が
期待されていた。

 ところが五輪ではアメリカ・カナダに勝ったものの残り3試合、
チェコスロバキア・ブルガリア・ソ連に3連敗し6ヵ国中5位に終
わった事があった。

 こうしてみると新興国が特殊な戦い方で好成績を収めても次の
大きな大会では伝統国がしっかり対策を立てて来るというパター
ンに嵌った感があるし、それを乗り越えてこそ強豪国の仲間入り
になるのだからめげずにパリ五輪での雪辱を果たして欲しいもの。

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