ボクシングトリプル世界戦日本勢全勝


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20240224-0309

 両国国技館で今日行われたボクシング・トリプル世界戦は出場
した
田中恒成・中谷潤人・井上拓真の3人全員が勝利を飾った。

 最初にWBO:Sフライ級王者決定戦に登場した元3階級制覇王者
で1位の田中恒成は2位クリスチャン・バカセグアのプレッシャー
に前半手こずったものの、中盤から的確なパンチを決め始めると
ボディを中心に攻めまくり8Rにはダウンを奪って3-0の判定勝ち
して4階級制覇を達成。

 続いて行われたWBCバンタム級タイトルマッチはノニト・ドネ
アに勝って王者になったアレハンドロ・サンティアゴに、1位で元
2階級制覇王者の中谷潤人が挑戦。

 序盤から長いリーチを生かした試合ぶりで王者を寄せ付けず、
4Rが終わった時点での公開採点は40ー36の3-0で迎えた6Rに見事
な左ストレートで最初のダウンを奪うと何とか立ち上がってきた
ものの連打を集めて2度目のダウンを奪ったところでレフェリーが
ストップし3階級制覇達成。

 そしてメインの井上拓真は初防衛戦で元Sフライ級王者で9回防衛
しているジェルウィン・アンカハスを挑戦者に迎え、パワフルなア
ンカハスのパンチをインサイドで外しながら打ち勝つ形でラウンド
を重ね9Rにボディブローでダウンを奪ってKO勝ち。

 個人的にメインの井上拓真が最も負けるリスクがあると思ったし
実際アンカハスは下から上げて来たわりにガッチリしており、パン
チを貰うとヤバいと考えていたのだがインサイドからのパンチを的
確に決めて打ち勝つ形で最後はボディで倒したのも見事。

 来場したファンは大満足して帰途に就いたのではないだろうか。

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