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こーじ苑
日本男子バレーは終わった!
サトウ監督が退任=バレーボール全日本男子(時事通信) - goo ニュース
ソチ五輪開幕を翌日に控えた今日ゲーリー・サトウ男子バレー日本代表監督の
解任が発表された。
ご存知のように男子バレーはロンドン五輪出場を逃した植田辰哉監督が退任
後、公募で選んだ初の外国人監督ながら就任1年目は世界選手権出場を逃した
だけでなく昨年11月のグラチャンでも全敗の最下位に終わり結果を残せな
かった。
ただしサトウ監督が目指したのは世界に通じるスタイルで極端に言えば これ
までの日本がやってきた やり方とは真逆のスタイルに変更したわけだから選手
達が十分に咀嚼できず結果を残せないのは想定の範囲内ではないだろうか。
90年代以降日本の男子バレーはプロ化した時代の流れから完全に取り残され
ているのが現状で、ミュンヘン以来日本が培っていたスタイルに拘ってもジリ貧
になるだけというのが目に見えており立て直すには世界で結果を残した外国人
監督を招聘し極端な事を言えば2年後のリオは捨ててでも6年後の東京五輪で
メダルを獲得できるチームにするべきだと考えていた。
だからアメリカ代表チームで結果を残したサトウ監督を招聘したわけだが前記
した理由で結果が出なかったといって、あろうことか日本人の監督を後任に
据えるという最悪の人事を行なった形だし世間の目がソチ五輪に向いている
どさくさに紛れて批判を免れようという姑息なやり方だ。
腑に落ちないのが北京五輪の出場権を取った以外に大した実績も残してない
植田体制を8年間も支持しただけでなく続投させようとしたのに対し、外国人
監督なら たった1年で見切るという姿勢である。
ちびまる子の中でマツタケご飯を食べた まる子がマツタケの美味しさが分から
ずに のりたまをかけて食べたという話があるが、バレー協会がやったのは これと
同じで近代的なスタイルのよさを全く理解せずに いくらかでもマシな結果が出て
いたこれまでのスタイルの方に戻してしまったというものだ。
百歩譲ってサトウ監督は結果を残せなかったので代わりにイラン代表監督の
ベラスコ氏を引き抜いてくるというのなら話は分かるのだが、日本人監督という
のは協会が迷走しているという恥を世界に晒しているようなもの。
96年にJ1に昇格したアビスパ福岡は若手育成に定評のある清水秀彦氏を
初代監督に据え3年契約を交わしたものの初年度に実力通り16チーム中15位
に終わると一方的に解雇し世間の失笑を浴びただけでなく以降まともなキャリア
の監督が就任しなくなり現在も低迷が続いて地元での人気も今ひとつだ。
バレー協会がやっている事はアビスパのフロントと同じで、このままでは東京
五輪に出場しても結果を残せないだけでなく東京五輪出場が最後の五輪と
なりかねないだろう。
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しかも、ゲーリーには準備する時間をロクに与えず、選手も自分で選べず、それで半年で結果出せなんて、いくらなんでも無理がある。
純血主義に拘泥する協会が「日本代表に外国人監督は向かないですよ」と世間に示す為に、わざとゲーリーに無理ゲーを課したのかと思えるくらいだ。
まずは選ぶ側がこれまでの発想を変えるか、あるいは協会幹部を総入れ替えしないと、結局は元の木阿弥になるのは必至だな。
現状だと、いくら日本が6年後の東京五輪の開催国だからって、男子バレーにメダルを期待するのは、西から太陽が昇るか、あるいは男が出産するくらいあり得ないことだと思うよ(笑)。
というか、五輪のメダルを要求する以前にアジアの表彰台にすらもう登れないと思えるし、大恥を掻かない為にも真剣に東京五輪の出場辞退を検討するべきだと思う。
結局はプロの視点がないという事になりますね。
まるでプロ化前のサッカーと同じような感じがしますし、サッカーの場合はプロ化でマシになりましたけどなまじっかミュンヘンの成功例があるので切り替えられないのでしょうね。
>餃子少年様
ありましたねぇ、ドリアン。
あれでドリアンの存在を知った子もいるのではないでしょうか。