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※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

宇宙飛行士になりたかった母

2006-01-31 20:58:58 | ☆家族☆
今日母は自分の天体望遠鏡を手離した。
このへんは星も全く見えないし、持っていても場所をとって仕方がないからだ。
といっても天体望遠鏡を使わなくなって二十年以上大切に保管していたということはかなりの思い入れがあるはずだ。

母は星が大好きだ。
若い頃は天体望遠鏡で星ばっかり見ていたらしい。
そして小さい頃の夢は宇宙飛行士だ。
なんだか女の子が憧れるような夢ではあんまりない気がするし、私はそんなに星やロケットが好きでもないので(星空を見れば綺麗だなあとは思うが)あまり母の気持ちが分からない。
もっと分からないのは、母は自分が宇宙飛行士になれなかった理由をいつも「虫歯があるから」と言う。
日本人の宇宙飛行士がニュースで取り上げられる度に「おかあちゃんも虫歯がなかったらなあ~」と言うのだ。
確かに虫歯があったら宇宙飛行士にはなれないが、その前に母には宇宙飛行士になるための頭脳も体力も運動神経もない。
野口さんのあの高学歴。あの体格。
絶対母には無理だ。
しかも母は大学も文系。
「宇宙飛行士になりたい」と思ってはいたが具体的には何も行動を起こしていないところが母らしい。
そして自分が努力を怠っていたことはかなり無視して夢が叶わなかったのを全部虫歯のせいにするのがさらに母らしい。

私が小学生くらいのときは明石の天文台の会員になって結構頻繁にプラネタリウムを見にいっていたのだが、阪神大震災で明石の天文台が壊れ、私の家も壊れ、そのあとうちの家ではじいちゃんが他界とバタバタしてしまい、プラネタリウムに行くこともなくなった。
母は星のポスター(暗い部屋で光るやつ)をベッドにはっていた時期もあったがそのベッドもポスターも今はもう捨ててしまって存在しない。
その上今日天体望遠鏡まで手離してなんだかかわいそうだ。
しかも千円にしかならなかったらしい。
かなり損だが最近は粗大ゴミを出すのにお金がいるので捨ててお金を出すことを思ったら千円くれたからいいとしよう。
将来巨万の富を得たら母にミニプラネタリウムでも買ってあげたい。

それにしても高校にあったミニプラネタリウム、あんまり使っていないんだから卒業生とその家族に無料で見せてほしい。
私自身、高校時代のプラネタリウムの授業は爆睡してしまい、あそこで星を見た記憶がない。
もう少し元気になったらプラネタリウムくらい行きたいなあ。

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2 コメント

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Unknown (ヒカリ君)
2006-02-01 19:48:55
いいですね~!プラネタリウム。

とてもロマンチックですね。

ワタシも大好きです。
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そうですよね♪ (ucho)
2006-02-02 12:46:07
市立科学館だとお金も安いし、穴場のデートスポットですね♪
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