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治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

ピアノを始める

2006-06-20 22:25:26 | ☆音楽☆
ピアノとは、物を書く道具である。

と言っても誰も信じないであろう。
本当は普段みんなが使用する乗り物だからだ。

と言って信じるのは赤ちゃんだけであろう。
ピアノとは言わずとしれた音楽を奏でる楽器である。

女の子なら八割が昔習っていたという習い事の王道を行くものだ。
私はよくジュリア・ロバーツに性別が似ているといわれるため、例外にもれずピアノを習っていた。
どのくらい弾けたかと言うと、自慢ではないがピアニストになれないくらいである。

私はピアノは母のを小さい頃から使用しており、自分用には電子ピアノを持っている(つまり私の部屋が狭いのはピアノが二台もあるからだ)。
母は私より長い間ピアノを習っていていつも
「おかあちゃんがピアニストになれなかったんは手が小さいからや」
という。
どうして彼女はこうも自意識過剰なんだろう。
母の演奏を聞く限り、間違いなく手の小ささ以外にもピアニストになれない原因はたくさんある(スラスラ弾くのを聞いたことがない)。

ちなみに私を知っている人は私が非常に手の小さい人間であることをご存知だと思うが、母は私以上に小さい。
さらに付け加えると顔も私より小さい。
だが残念ながら態度は私より大きい。

なんだかいきなりだが趣味を持とうとピアノを再開することにしたのだ。
五年以上ぶりのピアノ。
びっくりするほど弾けない。
やはり何事も継続だ。
語学だって続けていなければ忘れる。
書道だって続けていなければ書けなくなる。
柔軟体操だって続けていなければ体は硬くなる。

一番ショックだったのは初級の名曲「エリーゼのために」が全く弾けなくなっていたことだ。
私はこの「エリーゼのために」が大好きで小学生の頃ずっと猛スピードで「エリーゼのために」を弾くことを特技としていた(全くもって楽譜無視の演奏の仕方である)。
(よく「ネコふんじゃった」を猛スピードで弾いてそれを特技とする子供がいるがひねくれ者の私は違う曲でチャレンジしたかったのだ)
あんなにはやく弾けていた曲が全く弾けない。
しかも「エリーゼのために」はかなり初級の曲だ。
バイエルからやり直しか?
まあ、誰かと競争しているわけでもないし、弾けなくても怒る先生もいないし、マイペースに練習するのは正直楽しい。

趣味にピアノ。
いいじゃないか。
これで私の趣味はフランス語、スペイン語、ロシア語、イタリア語、ピアノ、声楽、クラシックバレエ、ジャズダンス、タップダンスになったわけだ(すべて独学だ。特にバレエとジャズダンスは誰からも習っていない)。
趣味だけ見たらどこかのお嬢様みたいだ。
このブログだけで私のことを知っている人は私のことをお嬢様と思ってくれるかもしれない。
だが私の文章はいかついのでお嬢様像とはかけ離れているのは否めない。
文章と実際のギャップの葛藤に悩む最近のuchoであった。